おジャ魔女どれみ+α
第16話「久々の休日!」
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 月曜日、今日は海の日だった。4人はMAHO堂に集まっていた。
どれみ「じゃ、行こっか。」
あいこ「そやな。」
マジョシス「気をつけてね。」
どれみ「うん。じゃぁマジョシス、行ってくるよ。」
 4人はそういって一路美空山を目指した。美空山につくと、休むまもなく登山を開始した。登山といってもちゃんとした登山道があって、そこを歩くだけだった。
どれみ「ハァハァ。登山って疲れるね。」
あいこ「でも登り終わったらかなり気分良いで。」
さつき「ねぇ、見て、もうだいぶ登ってきたみたいね。町が小さく見えるわ。」
しずく「ほんとだ。頂上まで登ったらもっときれいに見えるかな。」
どれみ「よ〜し。がんばって山頂まで行こう!」
あいこ「ど、どれみちゃん、そんなに張り切っていったら体力もたんで。」
 登山を開始してちょうど1時間ほどたった頃、どれみたちは美空山山頂にたどり着いた。
どれみ「疲れた〜。けど涼しいね。」
さつき「ほんと。来て良かった。」
しずく「風が気持ちいい。」
あいこ「それにしてもはれてて良かったな。町がはっきり見えるわ。」
さつき「あ、あれMAHO堂よね?」
どれみ「あ、美空中学校発見!」
あいこ「あっちに見えるのって、美空駅とちゃうか?」
しずく「ほんと。町がよくみえるね。でもおなかすいたよ。お弁当食べない?」
さつき「そうね。おなかもへってきたし。山頂にもついたし。」
どれみ「じゃ、食べますか。」
全員「オーッ!!」
 どれみたちはシートをひいて、お弁当を食べ始めた。標高約800メートルのこの山は、山の下よりも4.8℃も涼しかった。お弁当を食べた後、どれみたちはしばらくそこで遊んでいた。そして時間は3時30分ぐらいになったとき、あいこがさつきに聞いた。
あいこ「さつきちゃん、今何時ぐらい?」
さつき「えっと、もう3時半だ。」
あいこ「3時半か・・・。それやったらそろそろ帰ったほうがええんとちゃう?」
どれみ「そうだね。日が暮れる前に帰らないとね。」
しずく「じゃぁ、帰り支度っと。」
あいこ「あ、どれみちゃん、後危ない!」
 あいこが突然そう叫んだ。それに反応してどれみはとっさに後ずさりしてしまった。
どれみ「え?」
次の瞬間、どれみは足を滑らせ、がけから落ちた。
さつき「どれみちゃん!!」
 さつきはどれみが足を滑らせたがけまで走った。あいことしずくもそれに続いた。がけは幸い2mほどしかなく、したの地面にどれみはいた。
どれみ「いたたたた。」
さつき「良かった。無事みたいね。」
あいこ「もう。びっくりさせんといてや。」
しずく「ほんと。死んだかと思ったよ。」
どれみが2mのがけから落ちた以外、特に何も無く、この日の登山は終了した。そして下山の途中。
どれみ「今日も楽しかったね。」
しずく「うん。また来れたらいつか来よう。」
さつき「はぁ〜。疲れた。今日は帰ったらすぐ寝ようっと。」
あいこ「それと来週の魔女見習い試験、がんばってや。」
さつき「当然。」
しずく「今度も一発で受かって見せるよ。」
あいこ「期待してんで。」
 4人はそんな会話を交わしながら下山していった。そして、どれみたちの久々の休日は終わるのであった。

***続く


次回予告
今日は6級試験!6級試験の舞台は・・・本の中?
そこには1つの村がありました。
次回、『うそつき族と正直族』お楽しみにね。
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