おジャ魔女どれみ+α
第16話「久々の休日!」
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 この日、学校は終業式だった。どれみたちは終業式が終わり、教室で名簿順に成績表をもらっていた。
どれみ「一学期もこれで終わりか。今学期の内に南井さんと仲良くなりたかったけど・・・。」
 どれみは南井こがねのほうを見ながら言った。
しずく「とにかく仲良くなりたいね。二学期は頑張ろうよ。」
さつき「そうね。二学期は体育祭とか学園祭とか行事も多いし、仲良くなれるかもね。」
先生「次、女子行くぞ。相川。」
しずく「あ、私だ。成績表もらってくるね。」
どれみ「うん。」
 しずくはそういって先生の下へといった。名前は次々と呼ばれ、さつき、どれみも成績表をもらった。
どれみ「うううむ。かなり微妙。しずくちゃんはどうだった?」
しずく「私も微妙よ。」
どれみ「さつきちゃんは?5ばっかとか?」
しずく「うわ。美術以外全部5だよ。」
どれみ「ほ、ほんとだ。すごすぎ。美術も4だし。」
しずく「さすがさつきちゃんね。」
さつき「ここまできたらオール5にしたかったなぁ、なんて。」

***

 この日もどれみたちは魔法堂に来ていた。
マジョラッタ「そうじゃ。おまえらに言うことがあった。」
しずく「言うこと?」
さつき「もしかして、6級試験が近いうちにあるとか?」
リリム「あら、鋭いわね。そうよ。」
マジョラッタ「来週の日曜にあるらしい。」
どれみ「6級試験って確か・・・。」
あいこ「受かったらポロンがパワーアップするんやったっけ?」
どれみ「そうそう。クルールポロンだっけ?」
マジョラッタ「そのことなんじゃが、どうやらそのシステムはなくなったらしい。」
どれみ「え?どういうこと?」
あいこ「クルールポロンがもらえへんってこと?」
どれみ「じゃぁ、かわりに違うものくれるの?」
マジョラッタ「詳しい事はわしにもわからん。実際に6級試験に受かってみれば分かるじゃろ。」
さつき「それもそうね。」
しずく「とりあえず試験がんばったらいいのね。」
マジョラッタ「ま、そういうことじゃな。だが、しつこいようじゃが・・・。」
さつき「油断は禁物、でしょ。わかってるって。」
しずく「いつだって全力をつくせ、ことでしょ。大丈夫よ。」
マジョラッタ「そうか。ならよいが。」
リリム「はい、それじゃぁ仕事に戻って。マジョラッタも。」
どれみ「それにしても、あつくない?ほんとにクーラーつけてよぉ。」
マジョラッタ「文句をいわず働け!」
リリム「もう、マジョラッタはけちなんだから。」
マジョラッタ「うるさい!妖精のくせに!」
リリム「なによ、魔女ガエルのくせに!」
マジラッタ「何ィィ!」
どれみ「まぁまぁ。」
あいこ「それにしても暑いなぁ。」
しずく「こんな日は海にでも行きたいね。」
さつき「う、海はちょっと・・・。」
あいこ「あ、そっか。さつきちゃん、水あかんのやな。」
どれみ「じゃぁ、山行こう。山。ねぇ、マジョラッタ。」
マジョラッタ「うむ。そうじゃな。たしかに暑いからのぉ。たまにはいってこい。」
リリム「あら、めずらしいわね。いつもならだめって言うくせに。」
マジョラッタ「おまえは黙っとれ。そうじゃな。今度の月曜ぐらいに行って来い。」
さつき「店はどうするの?」
マジョラッタ「今度の月曜は海の日じゃろ。店も祝日および振替休日は休業日じゃ。」
さつき「あ、そうか。」
どれみ「そういえば祝日は休業日だったね。」
あいこ「6月は祝日が無いから、すっかりわすれとったわ。」
しずく「でも山って何処の山に行くの?」
さつき「美空山あたりがいいんじゃない?」
あいこ「美空山か。ええなぁ。よし、じゃぁ美空山に決まり!」
っというわけで、4人は美空山に行く事になった。

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