おジャ魔女どれみ＋α
第15話「謎の転校生！？」
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翌日、２時間目は体育の授業だった。しかし、どれみたちのクラス、１年４組の女子体育担任が休みだったため、男子の体育を見学することになった。男子の体育はソフトボールだった。二回裏、名簿奇数チームはノーアウト満塁だった。そしてそのときの打席は小竹だった。
小竹「よっしゃ！おれに任せとけよ！」
白岩「頼むぞ、小竹！」
三塁にいるのは、２話で少しだけ登場した白岩一樹だ。そして敵のピッチャーは木村たかおだった。
木村「くそ、打たせるかよ！」
そういって木村はボールを投げた。そして！
小竹「ぬおぉぉ！」
小竹は力いっぱいバットを振った。しかし、ボールはバットに当たらなかった。
小竹「あ、あれ？よし、今度こそ！」
しかし、２球目も空振りだった。
どれみ「うわ、小竹だっさ〜。」
小竹「う、うっせい！どじみはだまってろ」
どれみ「二度ある事は三度ある・・・。」
どれみが小声でそういったが、小竹には聞えていなかったようだ。木村は３球目を投げた。小竹はそれに合わせてバットを振った。次の瞬間、ボールはバットにあたり、ライトに居た矢田まさるの頭上を越え、さらには学校の壁を越えて学校の外まで飛んでいった。どれみはドキッとした。
小竹「ははは！どうだ、見たか！俺の打球！」
木村「マジか・・・。」
白岩「ナイス！小竹！」
しかし、次の瞬間、学校の壁の向こうからなにやら音が聞えてきた。
『ガッシャ〜ン！！』
小竹「ははは・・・は？」
白岩「むかいのパン屋の窓に直撃ってとこか？」
木村「頑張れよ、小竹。弁償。」
小竹「マジか・・・。」
どれみ「小竹だっさ〜。」
体育の先生「おい、小竹。授業が終わったらパン屋に謝りに行くぞ。いいな。」
小竹「はい・・・。」
結局体育が終わったあと小竹は先生と一緒にパン屋に謝りに行ったらしい。
放課後。どれみは南井こがねを呼び止めた。
どれみ「あのさ、南井さん。一緒に帰ろう。」
こがね「あ・・・。ごめん、私、家遠いから・・・。」
こがねはそういって逃げるように走り去っていった。
しずく「私たち、嫌われてるみたいね。」
どれみ「・・・私はただ、仲良くなりたいだけなのに・・・。」
この日も、どれみのその思いはこがねには届かなかった。どれみはどうやったらこがねと仲良くできるか、考えてもやはりその答えは出なかった。
＊＊＊続く
次回予告
もうすぐ夏休みを控え、暑さます今日この頃。
こんな暑い日は山か海にでも・・・。
次回、『久々の休日！』お楽しみにね。
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