おジャ魔女どれみ+α
第11話「魔女界の図書館」
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どれみ「ねぇ、さつきちゃん、さっきの授業で分からないところがあるんだけど・・・。」
さつき「どこ?」
どれみ「この問題なんだけど・・・。」
さつき「あぁ、これ?これは、こうして、こうやって・・・。」
 どれみは、数学の問題で分からないところをさつきに聞いていた。
どれみ「あ、だからこうやって、こう?」
さつき「そうそう。分かった?」
どれみ「分かった。ありがとう、さつきちゃん。」
しずく「どれみちゃん、なにやってるの?」
どれみ「さっきの数学の授業で分からないところさつきちゃんに聞いてたんだ。さつきちゃん頭いいし、教えるの上手だから。」
しずく「そうなんだ。確かにさつきちゃん教えるの上手だもんね。あ、そうそう、さっき宇和崎さんがさつきちゃんを呼んでたよ。音楽室で待ってるって。なんでもクラブのこがどうとか。」
さつき「分かった、行ってくるね。」
どれみ「そっか、さつきちゃんって管弦楽部だったよね。」
しずく「宇和崎さんってたしかさつきちゃんと小学校同じのはずよ。」
どれみ「へぇ。そうなんだ。仲良かったのかな。」

  ***

あいこ「ほんまにいろはさんどこにいるんやろうなぁ。手がかりが少なすぎるわ。」
 4人は、行方不明のいろはをどうやって探すか考えていた。
さつき「そうね。ほとんど手がかり無しだもんね。」
どれみ「なんでいろはさんのお母さんはいろはさんを知らないっていったんだろう。」
あいこ「何でやろなぁ。何かあったんやろうけどなぁ。」
しずく「どこにいったんだろう。いろは先輩・・・。」
さつき「やっぱりまずは過去から探っていって探すしかないわね。」
どれみ「過去かぁ。藤崎さんが魔女見習いだった時のこと、もう少し詳しく知りたいなぁ。」
あいこ「なぁ、マジョラッタ、何かそういうの調べるところって無い?」
マジョラッタ「それなら魔女界の中央図書館に行けばよい。」
さつき「魔女界の中央図書館?」
マジョラッタ「そうじゃ。その図書館に魔女見習いのデータを集積しているコンピューターがあるはずじゃ。恐らく許可が無いとみせてくれんじゃろうから、まずは女王様に許可をもらってくればみせてくれるじゃろう。」
どれみ「へぇ。そうなんだ。」
マジョラッタ「今晩は笑う月の晩、それに見習い試験はしばらく無いそうじゃから魔女界の中央図書館に行ってくるがよかろう。」
どれみ「そっか。じゃぁ、今晩は魔女界の中央図書館に行こうか。」
全員「オー!」
マジョラッタ「ほっほ。威勢がよくなったのう。その勢いで配達に行ってもらおうかの。」
全員「え〜!」
マジョラッタ「つべこべ言わずにさっさといって来い!!」

 ***

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