おジャ魔女どれみ+α
第10話「MAGIC BLUEのSOS!」
2/2
 どれみは学校からかえるとまっすぐ魔法堂へ向かった。どれみは、魔法の扉を使ってひっそりとした魔法堂に入ってようやく思い出した。
どれみ「そっか、今日魔法堂臨時休業なんだ・・・。何してるんだろう私・・・。」
 どれみがもう一度魔法の扉を開いて帰ろうとしたとき、魔法堂の奥の部屋から物音が聞こえた。
どれみ「あれ?何のおとだろう。」
 どれみはおそるおそる音のするほうへと向かった。その物音はいつもマジョラッタがいる部屋から聞えてきた。どれみは思い切ってその部屋の扉を開けた。すると、中には一人の人がいた。
どれみ「おじさん、誰・・・?」
???「な、なんで人が・・・。お前ここの住民か?」
どれみ「住民というかここのお店のお手伝いを・・・。」
???「ふん、間抜けなやつだな。みて分からんのか、俺は泥棒だ。」
どれみ「!!」
 どれみは驚きのあまり声が出なかった。
盗人「この店はどうも儲かってるらしくてな。だから忍び込んだのさ。おっと、私の目的と顔を知ってしまった以上、生かしておくわけにはいかないなぁ。おや、その首に下げているペンダント、きれいな石だなぁ。何の石だ?まぁ良い、それももらっておこうかな。」
 盗人の手には鋭いナイフが握られていた。その時、どれみが首から下げていたMAGIC BLUEのペンダントが青白く光りだした。
どれみ「え?」
盗人「な、なんだ?そのペンダントは?」
 盗人はその光があまりにもまぶしく手間取っていたが、その光はどれみにもまぶしくて盗人の手から凶器を奪う事も出来なかった。やがて光が薄れると、盗人は突然どれみのペンダントをつかんだ。
盗人「へへ、このペンダントはもらうぜ。」
どれみ「駄目!」
盗人「ふふふ。」
 その時、近くにあったロープが突然盗人の体に巻きついた。
盗人「な、何だ!?」
???1「ふぅ。間に合った。」
???2「もうちょっと遅かったらどれみちゃん危なかったで。」
???3「どれみちゃん、怪我ない?」
どれみ「さつきちゃん!あいちゃん、しずくちゃん!」
盗人「な、くそ、まだ人がいたか。」

 しばらくして警察が来て盗人は連行されていった。
あいこ「とりあえずマジョラッタにも連絡しといたほうがいいな。1939やったっけ?」
 あいこはマジョラッタにこの件を連絡しに行った。
どれみ「みんな、ありがとう。助かったよ。でも何で分かったの?」
しずく「なんか急にMAGIC BLUEが青白く光りだしたんだ。だから何かあったのかと思って魔法堂に来てみたら・・・。」
どれみ「MAGIC BLUEが光った?」
さつき「・・・どれみちゃんが危険だって信号を送ってくれたのかぁ。。」
どれみ「マジョヘルスさんにもらったMAGIC BLUEに早速助けられちゃったね。」
しずく「ほんとだね・・・。」
 どれみは助けを呼んでくれたMAGIC BLUEを握り締めた。

  ***続く


次回予告
じつは魔女界にも図書館があり、そこにはさまざまな情報の本がいっぱい!
その図書館に一台のコンピューターが・・・。次回、『魔女界の図書館』お楽しみにね。
リストに戻る