おジャ魔女どれみ+α
第07話「さつき、初めての試験」
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 6時を回って、どれみたちはあいこを見送りにMAHO堂まで歩いていた。MAHO堂につくと、マジョシスが言った。
マジョシス「楽しかった?さつきちゃんの誕生日会してたんでしょ?」
どれみ「う、うん。楽しかったよ。」
 この時、マジョシスの妖精のリムが出てきて言った。
リム「そうそう。さっきデラが来たんだけどね、今夜9級試験が特別にあるそうなの。だから、さつきちゃん、うけるでしょ?」
さつき「うん。」
マジョシス「じゃぁ、今夜来てね。」
さつき「分かった。」
マジョシス「ちなみに来週、通常通りに8級の試験もあるみたいだから、さつきが今日受かったら来週も試験よ。」
どれみ「そっか。じゃぁ頑張らないとね、さつきちゃん。」
しずく「今日受かって、8級試験一緒に頑張ろうね。」
さつき「うん。まかしといてよ。」

 その日の夜。どれみたちは魔女界へ向かった。
さつき「試験会場ってあのピアノみたいなところでやるの?」
どれみ「うん。そうだよ。」
さつき「さて、頑張りますか。」
マジョラッタ「まぁ数分で箒を乗りこなせるぐらいじゃから受かるじゃろうが・・・。油断は禁物じゃぞ。」
さつき「分かってるって。」
どれみ「頑張れ、さつきちゃん。」
モタがベルをチリンチリン、っと鳴らした。
モタ「じゃぁ、9級の試験をはじめるわよぉぉぉ。」
 モタはやはり空のコップを取り出した。
モタ「指定した飲み物でこのコップを満たしてねぇぇぇ。」
さつき「は〜い。」
モタモタ「そうねぇぇ。じゃぁぁ。ホットミルクティ〜。」
さつき「ポルパータルナータ クロロリント!コップの中をホットミルクティで満たして!」
 さつきがそう唱えると、コップの中はたちまちホットミルクティで満たされた。モタがそれを熱そうになんだ。
モタ「あぁぁつぅぅぅいぃぃぃ。合〜格ぅぅぅ。」
さつき「やったぁ。」
どれみ「やったね、さつきちゃん。」
あいこ「さすがさつきちゃんやな。」
しずく「来週は一緒に頑張ろうね。さつきちゃん。」
さつき「うん。頑張ろう、しずくちゃん。」
マジョラッタ「心配する必要もなかったか。よし、じゃぁ帰るかのぉ。」
さつき「うん。」

どれみはこのときのさつきがやけに明るくふるまっているように見えた。

次回予告
今度はしずくとさつきの8級試験!しかし、そこで待ち受けていたのは・・・。
次回「湖の上の旗」お楽しみにね。

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