おジャ魔女どれみ+α
第02話『新任の魔女』
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 大阪の家具屋魔法堂に戻った3人は、魔女見習いとなった。
マジョラッタ「そうか。しずくにはそんな過去があったか・・・。まぁ、あいことどれみは試験を受ける必要はあるまい。」
どれみ「うん。そうだね。じゃぁ、ハナちゃんのときみたいに試験合格をサポートすればいいんだね。」
マジョラッタ「うむ。わしの正体を見破ったのはしずくだからの。だから、しずくには試験を受けてもらわんとな。しかし、なぜ魔女ガエルの呪いが解かれておらんのだ?」
 その答えは誰にもわからなかった。

 ところで、ここは大阪。あいこはいいけど、どれみとしずくは美空市に住んでいる。いったいどうすれば?っと言うような事をどれみがマジョラッタにたずねると、マジョラッタは笑ってこうこたえた。

マジョラッタ「そのことなら心配せんでいい。たしかほれ、美空市にもMAHO堂があったろ?」
どれみ「ありました。今は、空家になってますけど。」
マジョラッタ「なら大丈夫じゃ。」
 ここで、初めてマジョラッタの妖精が現れた。
リリム「えぇ。だいじょうぶよ、どれみちゃん、あ、私はマジョラッタの妖精のリリムっていうの。よろしくね。」
 どれみ達はマジョラッタ達が何を言いたいのか分からなかった。

 どれみがふと時計を見ると、時計は5時10分を指していた。
どれみ「いけない!もうこんな時間!マジョラッタさん、今日は帰りますえっと・・・。」
マジョラッタ「どれみとしずくは、美空市のMAHO堂にあした帰ってすぐきなさい。いいか。できるだけ早くじゃぞ。」
どれみ「は、はい。」
 どれみはそう返事をして、旅館に走っていった。旅館ではみんなもう食堂に集まっていた。
小竹「おい、どじみ。遅いぞ。」
どれみ「(無視)しずくちゃん。早く。」
しずく「う、うん。あぁ〜。おなか減った。もう食べてるの?」
先生「遅かったじゃないか、さっさと食べなさい。えっと。これでうちのクラスは全員だな。」
さつき「どこ行ってたの?」
どれみ「いや、別に。ね、しずくちゃん。」
しずく「うん。このコロッケおいしいね。」
 しずくは食べるのに夢中だった。
さつき(なんかあやしいわね。)
どれみ「ほんとだ、このコロッケおいしい。」

 時間は流れ、入浴時間がおわると、先生はみんなを集めた。
先生「みなさん、今日の自由時間、何をしていましたか?まぁ、いろんなところに行ったと思います。今日の自由時間の出来事を、学校に帰ったら作文に書いてもらいますので、しおりに何か書き込んでおくように。いいですか。」
どれみ(げ、どうしよう。魔女見習いになったとはかけないし・・・。)
 しずくは小声でどれみに話し掛けた。
しずく「あいこちゃんとあったこと書けばいいんだよね?」
どれみ「あ、そうだね。」
 その二人の行動を見ていたさつきは、二人をますます妖しく思った。

 夜、どれみ達は、2班と3班の女子と同じ部屋で寝た。っといってもどれみはすぐにはねず、しずくやさつきなどと夜通し話そうとしていたが、2時を回った頃には力尽きてみんな眠ってしまった。

 どれみはさつきに正体を見破られ、魔女ガエルになる夢を見た。非常にリアルで、目が覚めても魔女ガエルになったからだのへんな感触は忘れられなかった。
どれみ(嫌な夢見たな・・・。マジョリカやマジョラッタさんの気持ちが良く分かったよ。)
しずく「あ、どれみちゃんおはよ。早いね。まだ私しか起きてなかったよ。」
 まわりを見ると、みんなぐっすり眠っていて、起きているのはどれみとしずくだけだった。時計は午前5時20分頃を差していた。窓の外の空は少し明るくなっていた。
しずく「ねぇ、そういえば、どれみちゃんも魔女見習いの経験があるの?なんか、昨日そんな感じのことマジョラッタと喋ってなかった?」
どれみ「あ、うん。三年の時からの六年の二月までね。」
しずく「つい最近までだね。で、魔女ガエルの人は元に戻ったの?」
どれみ「うん。魔女ガエルの人・・・マジョリカっていうんだけど、元の姿に戻ったよ。」
しずく「へぇ〜。あいこちゃんは?」
どれみ「あぁ。あいこちゃんは転校してきてすぐに私の正体がばれそうになったから、すぐにマジョリカのところに行って・・・。」
しずく「へぇ〜。ずっと2人?」
どれみ「うんうん。はづきちゃんもいたのよ。」
しずく「はづきちゃんも!?」
 はづきとしずくとどれみは1年の時同じクラスだったので、お互いを知っている。

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