薬と音楽の近さには、面白いものがあります。
ともに副作用を持っています。
とりわけ、「依存性」には注目すべきでしょうね。

音楽を聴くことが快楽にリンクする物質「ドーパミン」の脳内放出にドライヴをかける。
その結果、リスニングは中枢神経系に依存性を惹き起こしはしないでしょうか。

もっとも、依存性のおかげで我々は音楽を繰り返し聴こうとするとも考えられます。
音楽にまつわる経済システムが動き続け音楽市場が潤う為にも、不可欠かも知れません。


依存の神秘を探ることは、音楽が存続する鍵にも関わるような気がします。



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初版 2004年8月16日