学研 大人の科学第4号
鉱石ラジオ
我々が子供のころ、玩具屋で鉱石ラジオのキットが売っていた。
当時でもラジオはどこの家にもあり珍しいものではなかったが、
自分で作ったラジオが電波を受信し、放送を聞くことができるという
ことが、科学少年の心をときめかせた。
付録のラジオキットを作り終わってから気が付いた。
組み立て中の写真も撮っておくんだった。
これが完成した写真だ。
八角形の輪は、アンテナコイルで、円形のものは
バリコン(ダイヤル)だ。
バリコンの下には鉱石を置くカップがありここに
ダイオードや鉱石を置いて電波を受信できるようにする。
左はダイオードを置いたところで、右は鉱石の一種の黄鉄鉱を
置いたところ。
鉱石を置いたら耳にイヤホンをはめてバリコンを回して
電波を受信する。
最初は電池で増幅して電波をさがして
なれてきたら鉱石の検波だけで受信する。
窓際などに移動するとさらによく聞こえる。
この感動が科学少年の喜びだった。
この感動を学研大人の科学で体験しよう。
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