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この季節のおすすめCD

春・櫻
鮫島有美子(ソプラノ)



花かげ、早春賦などのなじみ深い曲からさくら横ちょう、
花ざかりの森などの名曲まで春と桜の歌を
鮫島有美子の透き通ったソプラノで歌いあげる。
DENON COCO-80477

最近買ったCD



左から「智恵子抄、詩人の恋」歌曲集、「むすんでひらいての謎」、「プレヴィンヴァイオリン協奏曲」
「越天楽のすべて」、「ベートーヴェン交響曲第9番」

1.別宮貞夫、R.シューマン歌曲集

高村光太郎とハイネの詩集の歌曲集である。
R.シューマンの詩人の恋作品48は彼の傑作として名高い。
また、別宮貞夫の作品は精神病に悩んだ末に亡くなった妻への
思いや、ともに経験した思い出を綴った詩集への作曲である。
別宮は若いころからこの詩集を愛しその頃から暖めてきた曲想を
歌にしたものである。
テノールは永田峰雄氏でこれらのロマンチックな歌曲を透明な歌声で
歌いあげている。


2.むすんでひらいての謎

童謡として誰でも歌ったことがあるこの歌の旋律は世界中に存在している。
もともとこの旋律は日本古来のものではなく、明治時代に輸入されたもの
であるという。
当時は「見渡せば」という唱歌として歌われていたものが
いつしか日本では「むすんでひらいて」という遊戯歌になっていった。
この旋律の最初はルソーの作曲であるということは識者の間では
知られていたようだが、このCDによってそのメロディも聴く事が
できるようになった。 世界中に存在するこの旋律はさまざまな形に
変化しているが、それらも収められている。


3.プレヴィン ヴァイオリン協奏曲

作曲者のアンドレ・プレヴィンは世界的指揮者として知られているが
この曲は彼がもっとも信頼するヴァイオリニスト、アンネ・ゾフィー・ムターの
ために作曲したものである。
保守的とも思える曲想であるが、ムターのヴァイオリンは力強く
繊細に弾きあげている。


4.越天楽のすべて

製作者は膨大な音源ライブラリーの中にストコフスキー指揮
フィラデルフィア管弦楽団の演奏によるこの曲を発見したことから
このCDの企画を思い立ったという。
越天楽は雅楽の代表的な曲であるが、さまざまな形で現存している。
もっとも代表的なものは「黒田節」である。
雅楽は奈良時代ころに仏教などとともに中国や朝鮮半島などから
わが国にもたらされたものだが、それらの国ではすでに存在していない。


5.ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」

カラヤンがベルリンフィルハーモニー管弦楽団とともに来日公演した
ときの演奏である。 当時はカラヤンの人気実力とも絶頂のときであり
来日は当然のことでもあった。 演奏はNHK−FMから全国に生放送
され日本中の聴衆がこの名演に感動した。
凄まじいまでの気迫で1時間以上にもなるこの曲を一気呵成に聴かせる。


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