おすすめ音楽 クラシック編


季節にはこだわらず、そのときの気分で選んでいます。
新しい曲が入っていることがあるので、最後まで見てください。



バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ

この6曲からなる曲はヴァイオリンの旧約聖書とも例えられている。
この作品は単旋律を奏でるヴァイオリンを和声的に
または多声的に扱って、まるで独奏ヴァイオリンだけで
伴奏も演奏しているかのように書かれ高度の演奏テクニックを
必要としているため長い間演奏されずにいた。
現在は演奏テクニックの向上によって演奏される
機会も増えたが難曲であることはまちがいない。


フランク ヴァイオリンソナタ イ長調

フランクはヴァイオリンソナタを一曲しか書かなかった。
作曲したのは晩年の1886年(64歳)のときである。
しかし、そこには若さに満ち溢れた親しみやすさがあり
聴く者の心をとらえて離さない。
ベートーヴェン以降のヴァイオリンソナタのなかで
ブラームスの3番とならんで優れた作品に数えられる
この曲は若い友人の結婚祝いに作曲されたものである。


グリーグ ピアノ協奏曲イ短調作品16

北欧のショパンと言われているグリーグは1867年に、いとこのソプラノ
歌手ニーナ・ハーゲルップと結婚した。 この曲はその新婚生活の中で
作曲されたもので若々しい希望に満ち溢れた曲想が魅力である。
彼と仲が良かったチャイコフスキーは「グリーグの音楽はノルウェー
の美しい風景をそのまま表しているようだ。」と語っている。


ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調

彼の作品中最高傑作ともいえるこの曲はチェロの扱い方が素晴らしく
3大チェロ協奏曲(サン・サーンス、ラロ)の中でもずば抜けた内容を
持っている。 第一楽章の冒頭のオーケストラによる前奏が終って
独奏チェロが演奏されるところはチェロがスターのように扱われている。
第二楽章は哀愁を帯びた旋律が印象的でこの曲を聴いたブラームスは
「チェロによってこのような曲が作れることがわかっていたら、私もとっくに
書いていただろう」と言ってくやしがったという。


モーツァルト 交響曲第38番ニ長調「プラハ」

ザルツブルグ生まれのモーツァルトはウィーンで活躍したが彼の音楽を
暖かく迎え入れ彼も愛した町がプラハであった。
モーツァルトが愛妻コンスタンツェを連れてプラハを訪れたのは1787年
のことであった。 その前年ウィーンで大成功をおさめたオペラ「フィガ
ロの結婚」が続いてプラハでも大成功したのを彼自身の目で確かめて
もらいたいというプラハの音楽愛好家の招聘によるものであった。
大人気に気を良くしたモーツァルトは早速演奏会を開き、携えて行った
新作の交響曲を発表した。 これがこの38番でこの曲もプラハで大喝采
を浴びたという。


プーランク 4手のためのピアノソナタ

この曲を始めて聴いたのは1979年、アメリカから日本へ帰国する
飛行機の中であった。 運賃の安いアメリカの航空会社の飛行機
に搭乗中、ヘッドホンを借りて音楽を聴いていたところクラシックの
チャンネルで繰り返し流れていた。 なんともへんてこりんな音楽だ
と思った。 なんという曲か聞き取ろうとしたが分からないまま成田
に到着。 特にその後も探さなかったが最近FMで流れて曲名が
判明。 へんてこりんな音楽という印象は変わらないが、なぜか魅力
がありここに載せることにした。 興味があったら聴いてみて。


フォーレ レクイエム作品48

1885年に彼の父親の霊前に捧げるために作曲された曲である。
全体を支配する崇高で優美な美しさを持ったこの曲は他の作曲家
のレクイエムと違い、どの作曲家も一番力を入れて作曲する「怒り
の日」が省略され、最後を「イン・パラディスム」(楽園にて)でしめく
くるなど、独特な構成になっている。
この心を洗われるような美しい曲は小池レコードの店主にとっては
特別なものだったに違いない。 
彼はビートルズのイエスタディも涙を流しながら聴いていた。


チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35

この曲はウィーンで初演されたとき音楽評論家のハンスリックに
「安物のウォッカのにおいがする」と酷評されたという。
しかし、この評価はこの曲の特色をずばり言い当てたもので
強烈なロシア的な情感がこの曲の魅力である。


ショパン ワルツ嬰ハ短調作品64-2

ショパンはワルツを全部で21曲書いているがそれらの
曲は踊るためのワルツではなく大部分はワルツのリズムを
借りただけのもので、シューマンが述べたように「もし、踊ると
したら、相手の夫人方の半分は伯爵夫人でなければならない」
というように、ショパンの感情を織り込んだ、心で聴くワルツである。
この嬰ハ単調のワルツは情感豊かな曲で私がもっとも好きな
曲である。 特にルービンシュタインが演奏したのもは音色の
美しい、リズム処理の絶妙な演奏である。 私にとっての癒しの
音楽である。


J.Sバッハ 二つのバイオリンのための協奏曲ニ短調

現在バッハのバイオリン協奏曲はこの曲と独奏バイオリンのための
協奏曲2曲が残されている。 どの曲もバッハにとって実りの多かった
ケーテン時代に書かれたものである。 独奏バイオリンのための2曲は
合奏協奏曲の様相であるが、この二つのバイオリンのための協奏曲は
むしろ近代的な独奏協奏曲に近い内容となっている。


メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を皇帝とするならこの曲は
女王といっても良いといわれている。
そういう優美で繊細な内容を持っている。
第二次世界大戦中、ドイツの心ある音楽家が作曲者の名を伏せて
ヒトラーに聴かせたところ名曲の前にかぶとを脱いだという。


ベートーヴェン ロマンス第一番ト短調作品40
ロマンス第二番ヘ長調作品50


若い頃はおしゃれだった彼が一変して人間嫌いの偏屈に
なったのは耳の病気に冒されてからであった。 一時は絶望
の淵に立ったものの不死鳥のようによみがえった。
この苦しいときに書いたのが二つのロマンスである。
ベートーヴェンが創作の鬼となって運命と戦っているときに
このような優美な音楽を書いた。


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