沼津アルプス縦走B


 徳倉山から千金岩をくだり、志下坂峠と下りてまいりました。さぁ、あとは最高点の鷲頭山だ!

時間 ポイント 概要 コースタイム
(トータル)
14:26 馬込峠  ここの峠も分岐となっていて、エスケープができるような下りルートがあ
る。
 ん?なんか看板がある。え〜っと・・・

「下り 猪の水場あり注意!」

いやぁぁぁぁぁっ?!Σ(゜Д゜!||!)



 ここからは、アップダウンがまた出てくる。

 途中、ラジオを持った中年男性が休憩していた。
「こんにちは、今日はいい天気ですね」
「そうですね・・・でも、夕方雨降るかもしれませんよ、ラジオで言ってますか
ら」

・・・・・・えっ?!(゜_゜;)
    15
  (3:29)
14:35 志下峠  志下峠では鷲頭山から降りてきた夫婦らしき人とすれ違う。
 「これから登るんですかぁ?すごく大変ですよ」


 ・・・今更どうしろというんだ・・・


 まぁいい、先に進む。
 ヒノキ林をトラヴァース気味に進む。内陸側に入るので、海側から聞こえて
いた街の喧騒が急に途絶える。

 ふと見ると、花が咲いていました。

 

 シャガというそうです。・・・あとで調べたら、けっこういろんなとこで見られ
る花のようですが・・・
    9
 (3:38)
14:47 中将宮  歩いているうちに石仏のある大石の下に出る。

 ここで言う中将とは、平清盛の五男で三位中将であった平重衡のことだそ
うな。
 源平の合戦にて敗れ、生き残った中将重衡は伊豆に流され、里で静かに
暮らしていたという。しかしやがて、源氏の顔色をうかがった村人たちに追
われ、仕方なくこの場所に隠れ住んだものの、結局は追い詰められて自害
して果てたという・・・なんとも悲しい歴史の場所だ。

 そうか、こんな史跡があったんだ。ちょっと意外。


 さて、この史跡を通過し、道は・・・この岩を登るんですかぁ・・・
 けっこうな急登ですよ、これは・・・ロープつき。よし、じゃあ登ろうか!ロー
プに手をかけ、登る、登る!登る!!

 で、このロープが尽きると・・・山頂に着きました。
    12
 (3:50)
14:59 小鷲頭山  標高330m、木に囲まれた小さな山頂ですが、間からは駿河湾が見える
静かなところです。


みんな、歩行中は禁煙だよ!↑
    12
  (4:02)
15:14 鷲頭山  ゆっくりと登りながら鷲頭山に到着。本日の最高峰です。392m。



 ここいらには桜の木が何本も植えられている。・・・山桜ではないような・・・
ソメイヨシノかな?

 この山頂には神社がある。その名も鷲頭神社。文明元年(1469年)、伊予
国から祭神を勧請して建てられたという。旱魃・水害を治める神様だという
から、おそらくは龍神様の関係ではなかろうか?
    15
  (4:17)
15:34 多比峠  鷲頭山からのくだりは・・・ロープ場が多かったです。まぁ、それはいいんで
すけど、足場が滑りやすかったので注意!
 多比峠からは広葉樹に囲まれた尾根道となる。やせた岩尾根ですのでち
ょっと注意。


うわぁぁぁぁ・・・・
木まで狭くなって
いるうぅぅぅ・・・

 ううッなんか歩きにくいなぁ・・・

 あれ?右の木に何か書いてある
ぞ。えぇと、なになに・・・?

←『肥満度測定木』 


・・・・大きなお世話じゃ!!(`へ´#)

    20
  (4:37)
16:00 多比口峠  最後の峠到着。ここから最後の山頂、大平山は往復30分かからないとこ
ろなのだが・・・


 どぉしよっかなぁ〜〜〜・・・


 正直、いい加減腹が減ってきた。スグにでもマック行ってハンバーガーが
食べたくなってしまった。うぅむ、さっき『夕方から雨が降りそうですよ』といっ
てた人もいるし、実際なんか薄曇りっぽくなってきたし・・・う゛〜〜ん・・・

 よし、決めた!
腹減ったから帰る!!

 ・・・などという情けない理由により、5山7峠は達成されていないのであっ
た、実は・・・
    26
  (5:03)
16:34 多比 バス停  下山するとなったらもう早い。急坂をとっとと下りることにする。
 やがて、コンクリートで固められた車道となる。おそらくは地域住民が使う
道なのだろう。
 そんなこんなのうちにまわりはさらに果樹園、民家へと変貌を遂げ、最後
には国道414号線にまで出る。ここがバス路線となる。
 国道に出たら左に向くと、すぐにバス停となり、本日の山行は終了!
    34
  (5:37)

 と、こんな感じで沼津アルプスの縦走を完了・・・してないね、大平山行ってないから。

 今回のコースは、香貫山では肩透かしを食らったものの、横山以降は低山ながらそれなりに充実したコースだと思う。ボクのガイドブックでは、今回取
ったコースの真逆が紹介されており、そちらは常に富士山を眺められるお薦めコースのようだ。あっさりした香貫山も、鷲頭山などで疲れた体にはちょう
どいいくらいかもしれない。

 とはいえ、
あれだけ人の手のはいった香貫山ですら、
イノシシが出没するようではあるが・・・



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