2006.11.22 富士山の巻

 富士山に登りたい・・・・・・いや、何回も登ってるんですけどね。

 ボクの目的は、富士山の火口、しかも積雪の火口を見てみたいと考えた。でもね・・・・・・ボク雪山経験 ないんですよね 。・゜・(´д`;)・゜・。

 富士山・・・・・・あ、でも晴れた日はどうかな??

 というわけで、晴れた日を狙って行ってみることにした。




 あ、入るのは富士宮口からね。

時間 ポイント 概要 コースタイム
(トータル)
 8:12 富士宮口  というわけで例によってやって来ました。

 ここまで来ると・・・雪近けぇなぁ〜〜〜
 のわりには車が何台か止まってる。つーか、今準備している人もいる
し、意外とこんな状態でもいるんだなぁ、登る人・・・・って、オレもか。
 8:31 新六合目雪海荘
 五合目から登ってすぐに
うっすらと雪が積もってい
る。
 なだらかな登山道をあ
がるとすぐに新六合目到
着。その小屋の後ろに廻
ると・・・・・・・

 やっぱり通行止めでした。


 ・・・・・でもそのまま乗り越えてるんですけどね・・・・・

 登り始めは1、2センチくらいかと思ったら、歩いているうちに、深いと
ころで5センチくらいにまでなっている。
 あ〜、やっぱりあるんだなぁ・・・雪。
   18
 9:36
   45
新七合目小屋 着
          発
 登るにつれ、雪は深くなってゆく。
 新六合目の1〜2センチから、やがて5センチ、7センチ、10セン
チ・・・・・

 ザックザック・・・・・・足を雪にめり込ませながら歩き・・・・たいところだ
が、この辺りは表面が固いようで、そうも行かない・・・・足が滑って滑っ
て・・・
 もうムリ!!

 新七合目小屋に着いたとこ
ろでアイゼンをつける。
 雪は、深いところで15セン
チはありそうだ。・・・・けっこう
深いなぁ・・・

 下界を望みながらふと左を
見ると、宝永山が同じ高さに
なっている。
 我ながらよく登ってきたなぁ。

 とはいえ、山頂まではまだまだ
先は長い。ここからさらに、七合
目、八合目、九合五勺(←なんて
中途半端な・・・いつもながら)と
通ってやっと奥の院までたどり
着くわけだから・・・

 さて、次の七合目は・・・・と上
を見上げる。

 ・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・

 ・・・・・

遠ぉぉぉぉいなぁ…(↑)

 こんなコンディションながら、登っているのはボク一人ではなく、上を見
上げれば二人組み・・・・・・よく見たらスキーを担いだカップル?!
 と、すぐ下に追いついてきた5人組・・・・・・あ、あれっ!なんかやたら
と荷物が多そうだぞ。もしかしたらこの人たち・・・・

泊まりのつもりかっ?!?!
 1:05
( 1:23)
 新七合目小屋を過ぎてしばらく行くうち、ますます雪が深くなる。20セ
ンチに近いか?
 雪質もだんだん表面がパウダー状になってきたようだ。といっても、そ
のすぐ下の雪は固まっているのであるが。
 ・・・・・・といって油断していると・・・・・

 ズボッ!
 どわっ!?

 バランス崩しかけたっ

 固まっているようでも、下の雪もあまりしっかりとは固まっていないよう
で、場所によっては踏み出した足がいきなり雪にとられてしまう。
 おぉうっ・・・気をつけなくっちゃ・・・
10:45 七合目小屋  七合目小屋到着・・・・・・と、言葉で書くと簡単ですが、実際は簡単じゃ
なかったんだよぉぉぉぉ。・゜・(;´Д`:)・゜・。
 上へ上へと登るほどに雪も深くなり、だんだん柔らかく、深く沈みこむ
ようになってきた。あ゛〜〜、こんなんだったらワカンも持って来ればよ
かったかなぁ・・・アレ、一昨年買ったはいいけど結局使うほど深い山に
入る暇もなかったしなぁ・・・・・・あ、でも傾斜ばかりのとこじゃ危険か
も・・・・
 って、そんなことはどうでもいいんだっ!

 閑話休題。
 長めの休憩をとっていたのか、ここでスキー組に追いつく。といっても
また先に出発したけど。
 後ろの5人組とは追いつかれたり離れたりで似たようなペースでここ
まで来る。近づいたところで話しかけてみると、やはりテント担いで泊ま
りのようだ。
 「順調に行けば山頂で泊まるんです」

 ・・・・寒くないっすか?!
 1:09
( 2:32)
 七合目小屋を泊まり組より先に出たものの、いつの間にか追いつかれる。ボクも頑張っ
て登ってきたけどもうしんどくてダメ。先に行ってください。
 ・・・・・・いやぁ、60代くらいから40代くらいまでのチームに勝てないよ・・・・オイラ運動不
足なのかなぁ・・・・・さすがに3,000m級はキツイのかなぁ。ピッケルとかの道具もあると
ないとじゃ違うだろうなぁ、アイゼンも10本歯のようだし・・・

 と、5人チームを見上げてみる・・・

 あ・・・・・・そうか、
まっすぐ登っちゃっていいんだ

 雪で道が見えないから、もうジグザグに登山道を通る必要もないんだ。オイラ一生懸命
登山道を探しながら登ってたよ。

 ・・・でも直登も直登でしんどいんですけどね(汗)・゜・(×д×)・゜・
12:05
   20
八合目小屋  ところにより深く、積雪30センチにもなる中を、ヒザ近くまで潜らせな
がら、息を切らしながら八合目到着・・・・・・・
 あ、あれっ?!到着できない、足があがらんっ!

 5人組のあとをついて歩いてたのに、同じ道が歩けない・・・
 八合目小屋一歩手前で段差があるけど、ここを一歩で乗り越えるに
はちょっと高すぎる。おそらく普段は足をかけられるくらいの岩があった
んだろうけど雪が深くてそんなもの見えない・・・・
 仕方ないので足を蹴込んで
登ろうかと思ったけどうまくい
かない・・・・う〜ん、アイゼン
の前にも爪があればうまくいく
のかなぁ・・・6本歯しか持って
いない今のボク・・・・_| ̄|○
 前のめりにしがみつくように
して、なんとか登りきっ
た・・・。
 小屋の前もすごい積雪・・・・・・この上もまた深いんだろうなぁ・・・・・・

 泊まり組はちょっと一息ついて出発。
 ・・・・・・オレは?

 オレは・・・・

 オレは・・・・・・・・・

ムリ!もう行けませんっ

 撤退っ、撤退で〜す!!
 
 1:20
( 3:52)
12:55 七合目小屋  撤退を決めたらもう思い残すことはない、とっとと降りる!
 もう道もたどるのもやめ、まっすぐに下る。雪が深いので迷いなく足を
突っ込んでどんどんくだる。
といって油断してると滑落するが

 新七合目も過ぎ、だんだんと雪も少なくなり、六合目に近づくうち
に・・・あれっ、さっきスキー板担いでいた二人組だ!い・・・いつの間
に・・・・??
 「八合目で横に移動して滑り始めたんですよ」
 ・・・・あ〜そうですか。
 「でも雪質がよくないですね、あまり良く滑れなかったですよ」
 ・・・・・すいません、
ぼくスキー出来ないので
意味が分かりません_| ̄|○
   35
( 4:27)
13:22 新七合目小屋    27
( 4:54)
13:55
14:05
新六合目  六合目到着、戻ってまいりました。
 ・・・・・なんか・・・すぐに降りるのもつまんないなぁ・・・
 というわけで、宝永火山口に
行ってみることにしました。

 宝永火口へは、ここからだと
ホトンド水平移動で行くことが
出来る。


   33
( 5:27)
14:20
   35
宝永山火口
 15分で火口に到着。
 宝永山はやはり雪に覆われ
ています。

 ・・・・って、七合目でも見てた
ろっ

 さすがにこんな様子だと・・・・
誰もいないなぁ・・・・
(寂)
   15
( 5:42)
14:50 新六合目  水平移動だから行きと同じタイムで新六合目に戻る。そしてそのまま
五合目まで下山。
   15
( 5:57)
15:07 五合目着    17
( 6:14)

 ・・・・・以上、今回は登頂できず、目的の雪の積もった火口も見ることができなかった。残念!
 しかし、今回実際に来ることにより、この季節の富士山の積雪状況を知ることが出来た。また、自分の装備の不備も
分かり、大変勉強になった。目的達成はしなかったけど実りのある山行だった。
 
 ・・・・・・実りのある山行だった・・・・・・

 実りがあったんだよっ!!(泣)

(2007.4.15)

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