北岳再リベンジ編A


 雪渓に雪辱を果たすべく、アイゼンもって再び北岳に訪れたうっしゃあ。
 アイゼンのおかげで順調に雪渓を乗り越え、キタダケソウやさまざまな高山植物のお花畑を堪能。ほっと一息ついた
ところで、今回はトラヴァース道から稜線に出て山頂へ向かうことに・・・・

 ・・・それはそれとして・・・

 雪渓に雪辱とはこれいかに?


時間 ポイント 概要 歩行時間
(トータル)
12:17 稜線への分岐  分岐からトラヴァース道を歩くこと約20分で稜線へのルート発見。 トラヴァース道から稜線までの距離、30mほど・・・か?なんだ、こん なに近いんじゃないか。
 去年、キタダケソウを捨て山頂をとったことあるが・・・なぁんだ、何 とかなるんじゃないか・・・

 稜線に出ると風が強い。風速4〜5mくらいか?悪天候だった先週 に来ていたら・・・いったいどんだけの風が吹いていたんだろう?
   10
( 4:54)

 ←稜線に出ました。
 とはいっても、山頂まではホトンド西側
をトラヴァースして登っていくんですが。

 おぉっ!→

 ハクサンイチゲとミヤマキンバイが咲
いている。
 うぅ〜ん、南東側の斜面にキタダケソ
ウが咲いているけど、こちら側もかなか
な花が咲いているなぁ。


 キバナシャクナゲもこの通り・・・

 って・・・あっ、あれ?!

 花が黄色くない・・・

 あれぇ〜、この花なんだろう???
12:43 吊尾根分岐  山頂下の分岐到着。あ〜、去年間ノ岳とあわせて登ったルートで す。ま、今回は歩く距離がまだ短いからそれほどはきつくないけ ど・・・    26
( 5:20)
13:05
   15
山頂  到着!
   22
( 5:42)
 ・・・って、なにやってんの、これ??


 え・・・三角点を作り直してるの?→
 へぇ〜っ。今こういう風にやってるんだぁ
(つか、こんなの初めて見ましたけど)。
 左の写真の機械は、三角点の位置を衛
星で計測し、登録をかけているところだそう
で、正確に計測するため、右の写真のよう
に紐で錘をつるしたもので三角点を示して
いました。なるほどなぁ・・・

 あ、そうか。さっきやたらヘリが飛んでい
たのもこのためか、納得。

 ちなみに、三角点にはそれぞれ名前があるそうで、
ここの名前は・・・


『白根岳』




 ・・・・エ、北岳じゃないの?なんでまた・・・
13:38 吊尾根分岐  山頂ではガスが多くかかっていたため、これといった山が見えるわ けではなく、山頂はとっとと下りてしまいました。
 稜線は相変わらず風が強い。この風が次から次へと真っ白なガス を運び、周りの山々を隠してしまう。つれないなぁ・・・と思っていたホ ンの一瞬!


 な、なんという偶然!ガスの切れ間からまだ雪を残した間ノ岳が顔 をチョコッと出した。

 間ノ岳はあっという間にまた雲の中に隠れてしまったけど・・・う〜 ん♪これを撮れただけ満足満足!
  23
( 6:05)

↑ミヤマオダマキ

 帰りはさっきと違い、そのまま八本歯
のコルまでまっすぐ下りる。

 さて、このあたりにもキタダケソウが
あるはずなんだけど・・・いやぁ、キタダ
ケソウ以外にもいろんな花が咲いてい
るなぁ。

 こんなふうに、小さな花が岩の隙間
からあちこちに咲いている。
 ・・・こんな高くて、風も強いような過
酷な場所に咲いている花だからこそ、
必死に岩場に張り付いて頑張ってるん
ですねぇ。


↑オヤマノエンドウ

 どれも小さな花なんですが、けなげ
に咲いております。

 しかし ふと気づいたんだけど・・・

↑ハクサンイチゲとキタダケソウ

去年来た時、
もっと注意してたら
見れたんじゃ
ね〜の・・・?!


・・・

・・・・・

・・・・・・・・

・・・・大後悔・・・・
_| ̄|○
13:52 分岐  トラヴァース道との分岐に到着。
 今回の山行は、いろいろな花が見れていい山行だなぁ・・・

 ん?ガスがうっすらと切れてきた・・・



 おぉ?!晴れ間から鳳凰三山が見えてきた!
  14
( 6:19)
14:10 八本歯のコル  八本歯のコルに来ると、今度は甲斐駒が!

 ガスでだいぶ霞んでいるが、うっすらではあるものの確かに真っ白 なピラミッド型のその雄姿は、紛れもなく甲斐駒ケ岳!
   18
( 6:37)
14:40 雪渓再突入
 さあ、また雪渓だ。ううっ、またガ
スがかかってます・・・今日もこの時
間、この場所にはほかに登山者は
居りません・・・けど大丈夫!

 今回はアイゼンがあるから心強
い!!

 うりゃっ!雪渓に突入〜〜!
   30
( 7:07)
15:14 二俣  ・・・あ、あれっ?!雪渓突入から30分ちょっとで二俣に来た・・・八 本歯のコルからも1時間ほどで来れたし・・・

 う、う〜む・・・やはりアイゼンのおかげかなぁ・・・?

 この大樺沢のルートは、雪渓ではなく岸側の登山道を歩いていて も、足場の石などのためにちょっと滑りやすくなっている。今回はアイ ゼンがあるから安心してザックザックと下りてきたわけだけど・・・ちょ っと急ぎすぎじゃ・・・
    34
( 7:41)
16:00  そうそう、いつも通る崩壊地がどんな感じなのか紹介していなかっ たので写真をのっけます。




 左端に川が流れていて、この真ん中あたりにかつての登山道があ ったと思われるけど・・・こんなに崩れてしまったんですねぇ・・・
   46
( 8:25)
16:33 分岐  ・・・すんません、今回はハラハラドキドキの展開はなかったです。

 ・・・つか、オイラは毎回ハラハラドキドキしに山に来ているわけで はないのだが・・・
   33
( 8:58)
16:45 広河原山荘    12
( 9:10)

 以上、北岳再リベンジの山行記録を終わりにします。


 いやしかし、今回はスッキリとした晴れがなかったとはいえ、いろんな高山植物は撮れたし、間ノ岳や甲斐駒、鳳凰は
見れたしで言うことなしの山行でありました!写真の整理が大変なくらいシャッターを切っていた。
 もぉこんだけ楽しめれば言うことなしです!・・・ネタ的には特筆すべきハプニングはなかったけど・・・


 イヤだから、
オイラはハプニングネタを求めて
登山しているわけじゃないんだってば!!







 なお、北岳の高山植物については、いつ
も左のガイドブックを参考にさせてもらって
ます。

 登山コース別、花の色別に分類されてい
るのでとても分かりやすい!広河原のア
ルペンプラザで去年買いました。


 山梨日日新聞 発行
 定価 本体952円+税


おまけ 山帰りの温泉2006.7.8


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