愛鷹連峰越前岳の巻 2006.5.26

 愛鷹(あしたか)連峰。富士山の南東部に位置する、標高1,500mの峰々が連なる山塊。主な頂は、北から越前岳
(1504m)、鋸岳(1296m)、位牌岳(1457.5m)、さらに南下して袴腰岳(1248m)、愛鷹山(1187.5m)。であ
るが、山塊をまとめて「愛鷹山」と呼ぶこともある。

 北から南まで、稜線を一気に縦走して約9時間強というコース・・・はちょっとムリです。
 何しろこの愛鷹山、200名山には入ってるものの、200名山ゆえに100名山ほどに人気はなく、よって登山道の整
備もあまり進んでない。・・・っていうか、鋸岳〜位牌岳間の崩壊は整備されてるんだろうか・・・?

 ってなわけで、南北縦走に興味はあるんですが、ボク的にちょっとムリっぽいです。・・・クマも怖いし・・・

 今回は北側の前衛、越前岳にサクッと行ってきました。
 え〜、どのくらいサクッとかというと・・・

計画コースタイム
●十里木高原(駐車場)―(40)→馬の背―(1:10)→▲越前岳―(50)→馬の背―(30)→十里木高原
                                              トータルコースタイム3:10

 ・・・往復約3時間ほどです。正直、ちょっと物足りないくらいです。
 けど、今回は愛鷹山(越前岳)に行く必要があるのです。なぜなら、アシタカツツジを見たいからなんです!

 というわけでGO!

時間 ポイント 概要 コースタイム
(トータル)
10:08 十里木高原
(駐車場)
 マイカーで国道469号を走り、十里木高原に入る。
 今回これで2回目。天気がよければ、越前岳と相対して富士山の全
容が見えるところであるが、あいにくの曇天。残念。


 出発。駐車場からすぐの階段を登る。おぉ、階段が新しくなってる!
 ・・・う〜む、この辺りは入る人がいるからこの辺の整備はしてくれてる
んだよなぁ・・・
10:24 十里木高原展望台  一通り階段を上がったところでなだらかになる。


 天気がよければ、この正面に富士山が見えるんだけどなぁ・・・
   16
10:44 笹峰
 しばらくこんななだらかな歩き をする。
 あいにくの天気で、富士山ど ころか越前岳の上さえガスが かかっている。う〜ん・・・
 でも、周りの木々は新緑でけ っこうきれい。

 ふと見ると、道端の赤い花を見てい
る夫婦がいた。
 「なにを見てるんですか?」
 「ヤマツツジです」
 へぇ・・・これ、ヤマツツジっていうん
ですか。青いツツジとか見たことある
けど、赤い・・・ちょっとピンクがかった
このツツジは初めて見る。

 他にも、青いツツジを見たんです
が・・・

 アシタカツツジ、発見
か?!・・・と思いきや、これは
ミツバツツジ。
 ツツジの葉っぱが三つまとめ
て開いているのが特徴。・・・だ
そうです。
 アシタカツツジは一体どこ
だ?

 このあと山道は林の中へと入
ってゆく。

 林の中でこんなものを発見。


 シダかなにかの類だろうか?まぁそれだけなんだけど・・・なんか葉っ
ぱの形とこの群生に惹かれてシャッターを切る。
 あとで調べたら、「ヤブレガサ」という植物でした。・・・あ〜、言われて
みれば・・・

   20
(   36)
11:16 アシタカツツジ発見  これです!これがアシタカツツジです!・・・多分。


 花は若干小さめ、葉っぱは5枚まとめて開くのが特徴のようです。

 ちなみに、ミツバツツジはこんな感じ。

↑ミツバツツジ

↑アップ 確かに三つ葉です

 うぅむ・・・どうも、アシタカツツジよりミツバツツジのほうが多い・・・やっ
ぱ、特産種は弱いのかなぁ・・・?
   17
(   53)
12:04 勢子辻分岐  ちょっと開けたところに出る・・・が、ガスのため展望なし    38
( 1:31)
12:12 ▲越前岳


 とゆ〜わけで到着しました。
 天気悪いです。・・・のでサクッと帰ります。

 ちなみに、山頂の手前にはやっぱりアシタカツツジ・・・ではなく、ミツ
バツツジ。


 ・・・上の方は、下ほど開花していないようです。
 2:04
12:19 勢子辻分岐  帰りはピストンなので特に書くことなし。
 なので、あとについては省略させていただきます。・・・コースについて
は。

 ・・・帰り、ふとぬかるみで見つけたんだけど・・・

 
 ↑これ、もしかしてイノシシの足跡ではなかろ
うか・・・・?

    7
( 2:11)
13:40 十里木高原  1:21
( 3:32)

 というわけで、越前岳に登ってきたのであるが・・・
 思ったよりアシタカツツジが多くないことがよく分かった。
 ・・・・だったら、下の別荘地にある群生地を見に行った方が良かったかも・・・?

トップへ
戻る


お気楽SYSTEMS