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9月下旬・・・遅めの夏休みを戴いて、行ってまいりました鳳凰散々・・・じゃなかった鳳凰三山(パソコンの変換ミスで
はあるが・・・ある意味ホントに「散々」ではあった)。3日の休みであるので、当初は「北岳→間ノ岳→農鳥岳」を計画し ていたのであるが、現在夜叉神―広河原間が崩落のため通行止め、バスがない・・・。ということで中止。それでも諦め きれず、伊那北から北沢峠廻って入ろうか、身延→奈良田温泉から入ろうかなどと悩んだのであるが・・・マイカーのな い私、結局金と時間の問題で頓挫、オマケに3連休の初日に用事が入ってしまい、結局断念してしまったのである。・・ 残念!
さて、どうでもいい前置きはさておき、鳳凰への記録である。今回は泊りを考えてあったので慎重に計画。こんな感じ
でした。
行動計画はこれでOK。では小屋の予約を・・・と電話する。予約してから、「ところで、この時期って布団は一組使えま
すか?」「とんでもない!もっと混みますよ」・・・そうか、小屋でゆっくり出来ないのか・・・それはやだなぁ。山に来てま で、おしくらまんじゅうしたくない。しかたない・・・と、急遽テント購入。
・・・この決断力と行動力、どうして仕事に活かせないんだろう?
ここで薬師岳小屋を利用した方は知っているかもしれないが・・・私はこれで大失敗してしまった。・・・どうも調査力に
漏れがあったなぁ・・・今度計画する時には気をつけよ。どんな失敗かは、続きを見よ。
出発は電車を利用。夜出発して韮崎駅で仮眠をとる計画。電車は以下の通り。
韮崎駅・・・今時駅で野宿する奴なんていないだろうなぁ・・・と思ったら・・いた。2人も・・・でも1人はなぜか背広姿・・・
荷物にしたって、どう見ても山登るようには見えない。・・・いったい何者だったのだろう?
韮崎―青木鉱泉間はバスが出ているが、始発は6:30。私の調べでは、黄葉のシーズンは多くの人が登って、テン
場もいっぱいになるとか・・・まだ10月で大丈夫とは思うが、いっぱいのところに後から入るのはイヤなので、タクシーで 早めに入ることに。タクシー乗り場はどこだろう?ちょうどいたタクシーの運ちゃんに聞いてみる。と、「朝は台数が少な いから、駅にいない場合もありますよ、それより予約したほうがいいよ」
なるほど、一理ある。深夜料金が5時で切り替わるそうなので、5時発で予約。駅で寝てて起きられるか不安、という
と、起こしてくれるとも約束してくれた。ありがとう!
とりあえず朝の準備は終えて、駅で一眠り・・・うっうるさい!駅で工事をおっぱじめた!後で聞いたところ、バリアフリ
ー化のため、韮崎駅では夜間工事をしてたんだとか・・・悪いときに来てしまった・・・でも寝たけどね。
9月27日
4:40、心配をよそに、予定通り起きれた。仕事の時はなかなかこうはいかん。どうしてこういうときはきっちり起きれ
るんだろうか?
予めコンビニで買っておいたおにぎりで朝食。イヤ外は寒い。やっぱもう秋なんだよね。
4:50、予約していた甲斐タクシーの到着。じゃあ行きますか。
青木鉱泉までは約50分、料金6,410円なり。青木鉱泉の下の駐車場で降ろしてもらい、準備を始める。ここで水道
があるから、水はここで汲んで問題ないな。・・・駅で汲んで来なくってよかったんだ・・・。
テント張ってメシ食って休憩。うーん、疲れたなぁ。テント担いだの何年ぶりだろう?
外は木がいっぱいで何も展望なし。それ以前にガスでまわり真っ白である。何にもしようがないのでテントの中で本を
読む。昨日の電車の中から読んでたんだよねぇ、新田次郎「孤高の人」。まだ上巻だけど、けっこう面白い。以前、「強 力伝」を読んだ時はあんまり面白いと思わなかったけど・・・うぅむ、新田次郎なめとった・・・ごめんなさい。
でも・・・やっぱり疲れて眠くなった。おやすみなさい、ぐー。
17:00・・・いい加減起きて晩飯にしよう。・・・といってもこんなもんしかないけど↓
空を見ると、西の方がやや明るく、夕焼け色に見える。向こうのほうは雲がないのかなぁ、明日期待できそうだ!
さて・・・南御室まで下りてきて、ずいぶん予定が狂った。明日の予定も確認しないと、とんでもないことになってしまい
そうだ。ということで、地図を見ながら明日のコースタイムを計算。
うーむ・・・長い。やっぱ下山したら青木鉱泉で風呂に入って、15:00の定期バスに乗りたいから、余裕を見て14:0
0下山予定。山頂でもそれなりに時間を取りたいし、1時間に1本休憩入れとく計算をすると・・・出発4:00くらいかな ぁ。ううっきつい山行だ・・。明日起きれるかなぁ?
9月28日
3:30起床。ううむ、まさか起きれるとは・・・普段絶対起きれない時間だ。やっぱ山行は異界である。いつもと違った
力がでてくる・・・
といっても、周りのテントでもけっこうガサガサ音が聞こえて、それで慌てて起きたんですけどね。みんなおんなじこと
考えて早起きしてるんだねぇ。
外を確認。おおっ、夜空に星が見える!やった、あえて下りてきて正解だった。とりあえず朝食をとって荷物を片付け
る。撤収・・・あううっ外に出たらガスが出てるぅ。夜が明けたら晴れてくれるだろうか・・・?
とにもかくにも、ここにいても意味がないのでテントを片付けてザックにまとめる。いやぁ、久しぶりのせいか1人での
撤収が初めてだったせいか、予想以上に時間がかかった。朝飯でお湯を沸かす時間を計算してなかったのもあるけ ど・・・出発する時には5時近くになってしまった。予定より1時間の遅れである。
というわけで、青木鉱泉に到着。バスまで時間もあるし、とりあえずお風呂に入る。温泉は正面右側に入ったところ。
入浴料1,000円(・・・高いなぁ・・)浴室には蛇口5個、浴槽は畳2畳分くらいの広さ。まあまあかな、と思っていたら・・・
ゾロゾロゾロゾロ・・・・団体さんのお見え。一気に10人くらいが入ってきてもう大変。うーむ、ゆっくり疲れると思ってた
んだけど・・・シーズン中は要注意(注意しようがないっちゅーの!)。
お風呂に入ってさっぱり!ついでにビールも、と思ったけど・・・高い・・・ビンで800円、ジョッキで850円。断念・・・でも
山菜そばを・・・950円。しまった、650円と読み間違えた!とほほ・・・。
バスの運賃は青木鉱泉で切符を購入。乗車料金1,500円、荷物代200円。計1,700円。バス停はこっから2、3分降りた
ところ、駐車場にあり。15時のバスを予定してたのだが・・・シーズン前は気をつけろ!時期前でマイクロバスが来たと ころに、御座石鉱泉に向かう人が10人以上いて、定員オーバー。やむなく御座石までピストン輸送することに・・・。乗れ なかった人、「せっかく待ってたのにぃ!」・・・怒る気持ちも分かるが、それ以上に予想外のアクシデントに怒りたいやら 困り果てたやら・・・の運ちゃんのほうがかわいそう。シーズン中など、たくさんの乗客が予想できる時は大型で来るそう だが、こういう異常事態、やっぱある程予想していたほうがよさそうです。
コースタイム
☆1日目
青木鉱泉―(3:05)→薬師小屋―(1:00)→南御室小屋
総コースタイム4:10
☆2日目
南御室小屋―(1:00)→薬師小屋―(0:10)→薬師岳―(0:26)→観音岳―(0:55)→赤抜ノ頭―(0:12)→地蔵
岳(賽の河原)―(0:24)→鳳凰小屋―(0:40)→五色滝―(0:20)→白糸滝―(0:45)→鳳凰の滝―(0:32)→南 精進ヶ滝―(1:01)→青木鉱泉
総コースタイム6:25
今回の山行・・・なあんにも山が見れなかった・・・しくしく。やっぱ山の醍醐味は、雄大な景観が望めてナンボのもんで
す・・・でも、ドンドコ沢の滝も大したもんである。なんだかんだゆっても、山に来たらそれなりの楽しみもある・・・なんでで しょうね?まぁ良かったけど。
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