至仏山の巻 2003.9.18

 行ってきました至仏山。尾瀬の山でございます。
 知り合いに誘われていったのだが・・その人が仲間と遅れていくのに、一人で行くのが嫌だから道連れにされたよう
な・・でも喜んでホイホイ行ったからワシも文句も言えんが・・・。

 知り合い・・Sさんとは仕事の都合で夜の新宿にて合流、ここから電車で沼田までGO!
以下は、電車の記録です。・・・あんまり参考にならないけど・・・。

新宿 19:48 発 湘南新宿ライン
      (籠原行)
 Sさんの調べでこの電車に乗る。Sさん、仕事をサボって
まで調べてくれてありがとう!(なんて書くとおこられるな
あ・・・これで大宮で新幹線に乗り換える・・・ってオイ、ワシ
の携帯で電車調べても、そんな接続ないぞ!何かおかし
いので散々詳しく調べ直したら・・・あった・・・接続時間3
分・・・うわぁぁぁ!メッチャ厳しいじゃん!もっと詳しく確認
しといてくれぇ!!・・・まぁ、この辺お任せだったワシも悪い
か・・・
 とにかく大宮に着いたらすぐにダッシュ!さもなくばえら
い時間のロスである!!
大宮 20:19 着 
20:22 発 MAXとき409号
 大宮着。ドアが開くと同時に、新幹線の発着ホームを確
認。ん!17・18番線だ、急げ!
 新幹線の乗車券売場に急行、「すみません、20:22発の
MAXときに乗りたいんですけど!」「もう間に合いません
ので、新幹線の中で買ってください、改札は人のいるほう
を通ってください」お姉さん、ありがとう!(・・と言っても、
多分ワシのほうが年上だったろうな・・・ミソうっしゃあ)
 エスカレーターを駆け上がり、ドンピシャでホームに入っ
てきたMAXに飛び乗る、セーフ!・・もうこんな接続はした
くない・・
 車内にて、Sさんとともに切符の精算。ワシはSuicaで
入場したので、特急券のみ購入。自由特急券1,790円なり
高崎 20:56 着
21:20 発 上越線(水上行)
 高崎では乗り換え待ちが24分あったのでしばし一息。ふ
うっ。やっとタバコが吸える。トイレにもいけた。
 それにしても、湘南新宿ラインも、MAXも、通勤客で結
構混んでたが、上越線は・・・ガラガラでした。いや〜、ゆ
っくり座れました。
沼田 22:03 着  やって来ました沼田駅。では、明日の朝食と昼食を・・・
と思ったら、しまったコンビニがない!うーむ、ちょっと安
易な考えであった!せめて高崎駅の売店でおにぎりを買
っとくべきであった・・・まぁ過ぎてしまったことは仕方ない、
今晩Sさんのお友達と合流して、明日車発であるから、そ
のときにでもコンビニに寄ってもらおう。

 ・・・てなわけで沼田に着きました。Sさんのお友達は、近くの温泉施設、『ゆにーいく』で仮眠を取っているとのことで、
そこを探す。駅に交番があるので行ってみたが・・・不在。『ただいまパトロール中です』・・ってあんた、必要な時に居な
いじゃん、警官は!そうなんだよね、近頃は警察も人員整理をしてんだか、人通りの少ない派出所やなんかは、ほとん
ど人が居ないんだよねぇ。合理化も分からんでもないが、人通りの少ないところこそ、警官が居て欲しいのだが・・・なん
かあって殺されても、全然間に合わないじゃんか!
 気を取り直して駅に戻り、駅員に聞いてみる。「すみません、『ゆにーいく』って所へはどう行くのですか?」
 聞けば駅から15分くらいとのこと。じゃあ、タクシーに乗ったほうが早いかと思ったら・・タクシーなし。そうだ、電車がつ
いた時も、2〜3台しかなかったっけ。うーむ恐るべし、ローカル!(沼田の市民の皆様ごめんなさい)
 まぁいいか、ととりあえず『ゆにーいく』に向かう。駅をぐるっと回って、聞いた道順で行くと、何だか明かりのついた建
物がありました。写真をお見せできればいいのだが、デジカメのデータがいっぱいになって消去してしまいました。悪し
からず。
 ここでお店に入って、Sさんのお友達、Iさんとご対面。もう一人、Hさんはもう就寝中なので、ご対面は翌朝に。明日の
出発は2時、とのことで、それに合わせて料金を払う。22時から翌5時までは1,520円。もともと温泉施設で24時までの営
業だったのだそうだが、客からの要望で、8時から翌朝5時までの21時間営業になったらしい。お風呂の使用は24時ま
でだが、仮眠が取れるというのは嬉しい!多分、この要望もみんな山登ersなんだろうなぁ・・・。とにかく少しでも眠るに
越したことはない、早速風呂に入り、ビールを飲んで仮眠室へ・・・ってなかなか眠れん。んー困ったなぁ・・・。

* * * * * * * * * * * * 
 突然、ワシの足をはたく輩が!「お客さん、お連れ様がお待ちです」・・・へっ?うわぁぁぁぁ2時過ぎてるうぅぅぅぅ!慌て
て飛び起きて着替える!っと、仮眠室には他の人も寝てるから静かにね!
 何とか荷物をまとめてチェックアウト、もう出口に車まで用意してくれちゃったりして・・・お恥ずかしい!ここでHさんと
も初顔合わせ。よろしくお願いしまーす。
 
2:10 ゆにーいく 発  Hさんの運転で、一路鳩待峠まで!便乗して申し訳ないので、ワシも起き
てるつもりであったが・・・負けた、寝てしまった・・・しかも、昨晩心配してい
た朝食・昼食まで準備して頂いて、大変ありがとうございました、Hさん、Iさ
ん!
3:30 鳩待峠 着
 鳩待峠の駐車場に到着。こんなに早くても・・・駐車場には既に数台の車
が・・・そうか、みんな車中泊か!考えることはみんな、同じ様なもんだな
ぁ。
 とりあえずまだ外も暗いし、明るくなるまで仮眠をとる。
5:00 起床  5時、外もやや明るくなる。HさんIさんは食事の準備・・・すんません、ワシ
はその間も寝てました・・・外に出るのにSさんを起こすのが申し訳なくっ
て・・・
 お弁当と味噌汁をいただき、荷物をまとめてまずは小屋へ。駐車場から5
分かからないところが登山口、そこに小屋がありますのです。

駐車場はこんな感じ。早めに行かないと混んでしまいそう。
6:05 鳩待小屋 発  さて、おトイレ行って準備OK!出発でございます。
 登山口を入るなり、笹の林を歩きます。道が周りより低いもんで、笹の背
もワシの目線以上、ということは、周りがほとんどよく見えません。はううっ。
でもまだ登ってもいないから大した景色も見えなかったろうが。
6:28 指標あり 通過  鳩待峠←1km ○ 3.5km→至仏山 
 まぁだこんときは、そんな標高差がなかったかな?
7:00 指標あり 通過  鳩待峠←2km ○ 2.5km→至仏山 
 ここもスルー。いや結構暑くなってきた!っていうか動いてるから汗かくん
だよね。
7:18
7:37
1本(休憩)
出発
 疲れたので休憩。ホントはこの前に、見晴らしの良い岩場があったのだ
が・・・人がいたのでスルーしちゃいました。やっとここで水を補給。あ〜の
ど渇いた。
7:42 オヤマ沢 1,980m
 水場あり
 オヤマ沢という指標があるところを通過。地図に、水場があると書いてあ
ったが、その通りありました。でも涸れることもあるそうなので、あんまり当
てにしないほうがよさそう。
 鳩待から2.9km。
7:50 湿原  うーむ、これぞ尾瀬!ちょっと開けた湿原に出ました。これは分岐まであ
と少しだぞ!
 鳩待から3.1km。
7:52 分岐 →至仏山
    →笠が岳
 ホント、すぐに分岐がありました。
7:56
8:05
1本
出発
 分岐を過ぎて、林を抜け、開けたところにベンチがあり。ここでちょっと一
休み。うーむ、ガスが出てきてるぞ!
8:27
8:34
小至仏 着
出発
 んー何だか小至仏に近づいてる辺りから、岩場が増えてきたような・・・お
まけに人の足でか、ミョーに磨き上げられたかのように所々が黒光り。これ
が尾瀬の歴史なんだろうなぁ。 


 小至仏にて。奥に見えるのが至仏山。


 小至仏山の前より、こんな岩場に。道
はしっかりあるから大丈夫ですけど、滑
りやすいので気をつけよ!
8:54
9:00
小休止
出発
 小至仏もそうなんだけど、至仏もなかなかピークが分かりにくい(下から
見てね)。あそこがピークだ!っと思ったらまだ先がある・・・なんてね。ま
あ、山なんてそんなとこが多いんですけどね。
9:30
10:30
至仏山 着
     出発
 やって来ました至仏山!この日は晴れてるけどちょっと雲が多く、尾根づ
たいにガスが上がってきたりして「絶景!」とまではいえない感じ。遠くの景
色も霞んでよく見えないし・・・残念!でも、ボンヤリとだけど尾瀬ヶ原から燧
ケ岳まで見えたから良しとしよう・・やっぱり会津駒と平ヶ岳も見たかったよ
ぉぉ!
 この山はホント岩が多い!滑りやすいので皆さんホントに気をつけよ
う!!
 ここでしばしコーヒーブレイク。バーナーとコーヒーを持ってきてくれたHさ
ん、ありがとうございます!

 なんだかんだと1時間も過ごしてしまったのでそろそろ下山しましょう。最
初、山の鼻に下りて鳩待峠に戻るコースも考えていたが、反対側からきた
ご婦人から、反対の尾根は登るのはいいけど下るのは大変、と聞いてたか
ら取りやめ。行った所で何もないし、1時間以上の差がでちゃうもんねぇ。・・
あとで鳩待の案内板見たら、どうも鎖場なんかも合ったらしい・・・やめてて
正解。

後がガスで分かりにくいけど、燧ケ岳を
バックに。
11:15 小至仏 通過  ・・・さっき来たとこだし、別に何もないもん。・・ここで15人くらいの人がい
た。我々のあとで登ってきたんだろう・・さすが尾瀬、何もない季節でも人は
多いな。
11:18

11:25
小休止

 ・・別に何もない所だったのだけど・・景色が良かったのでつい立ち止まっ
ちゃった。ここでやっと燧ケ岳の頂上を拝めた・・さっきだったら良かったの
にぃ・・もぉ、いけず!

 突然、Sさんの携帯が鳴る・・オイオイ、こんなとこで電波立ってんのか
よ、電波どういう飛び方してんだよ。
11:45

12:25
1本 昼食タイム

 発
 お腹空きました。ここでさっきのベンチに戻ったので、お昼にしましょう。I
さんたちが用意してくれたお弁当とインスタント味噌汁でお食事。うーん、山
で飲む味噌汁は美味い!やっぱ飯食うと落ち着くねぇ。
12:27 分岐 通過  お腹を満たして出発するとすぐに分岐。笠が岳からくるにしても、さっきの
ベンチで昼食する辺りでちょうど良いでしょう・・絶対行かないだろうけど、ワ
シは(だって調べたらアクセス悪そうなんだもん)。
12:35 オヤマ沢 通過  
12:56 指標 通過  こっからの記録はほとんどやる気なし。だってただ引き返すだけでつまん
ないんだもん。それにこの辺からちょっと疲れてきた。
 鳩待峠まであと2km・・・意外に下りは長く感じた。登りでサクサク来たイ
メージがあったせいか、もっと早くいけるんじゃないかな?なんて。
13:21 指標 通過  鳩待まで1km・・この辺、下りなのに登る時と時間がそんなに変わんな
い。高低差、あんまりなかったかなぁ?
13:38 鳩待峠 着  皆さん、お疲れ様でした。

 これにて今回の登山行は終了。かかった歩行時間は・・・

鳩待峠(→1:28)オヤマ沢(→0:10)分岐(→0:26)小至仏(→0:50)至仏山(→0:45)小至仏(→0:25)分岐(→0:08)オ
ヤマ沢(→1:03)鳩待峠    総歩行時間 6:15

 まあ、標準的なコースタイムではないだろうか?

 さて、お土産も買ったし帰りますか!と、ここでみんなが「吹割の滝」に行こうと勧める。みんなは行ったことがあるらし
いが、何でも迫力があって一見の価値ありとのこと。まあ、時間も大丈夫だしせっかく来たんだし是非、と連れてっても
らうことに。

オマケ
 尾瀬から車で1時間くらいだろうか?それはあった。到着するまで寝てたもんで、周りの状況が把握できなかったが
(ホントすんませんでした!)、観光地の割にはそれほど目立つものもなく、みんなが勧めるほどのものであるかと疑問
に思った(イヤ疑って申し訳ない!ごめんなさい!)けれどもそれは確かに、面白い滝であった。

 私たちが行った時は水かさが少なかったようで、一度来たことの あるみんなは、一様にそのことを口にしていた。確かに水量は少な いようで、その点は残念ではあったものの、写真で見るように、面 白い形をしている。へぇ、こんなところもあったんだ。
 あとでネットで調べたら、ここは「東洋のナイアガラ」とも呼ばれ、 国の天然記念物にも指定されているとか。尾瀬に来て時間に余裕 があったら来てみるのもいいと思いますよ。

 しばしここで滝を堪能してから帰路につく。ワシとSさんは都合で電車にて帰る。HさんIさんは車で。ということで、沼田
まで送ってもらいました。
 参考までにその辺のダイヤものっけておきます。
沼田 16:11 発 上越線 高崎行 44分  2,520円(新宿まで)
高崎 16:55 着
17:11 発
MAXとき326号 53分 2,710円(指定席)
東京 18:04 着
18:17 発

中央線 豊田行 15分
新宿 18:32 着

 新宿にて解散。以上で今回の山行はおしまい!お疲れ様でした。
 いやあ、ホントに山っていいですねぇ、登ってる時は何で来ちまったんだろうと思っちゃうけど。

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