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保険適応(ほけんてきおう) |
現在、矯正治療において保険が適応される病名は
厚生労働大臣が定める疾患の 唇顎口蓋裂(上顎劣成長) ゴールデンハー症候群(鰓弓症候群を含む)(非対称) 鎖骨頭蓋異骨症(埋伏・過剰歯) Crouzon症候群(上顎劣成長) Treacher-Collins症候群(下顎劣成長) Pierre Robin症候群(下顎劣成長) Down症候群(下顎前突) Russell-Silver症候群(非対称) Turner症候群(上下顎劣成長) Beckwith-Wiedemann症候群(下顎前突) 尖頭合指症(上顎劣成長) および 顎変形症となっています。
2008年より ロンベルグ症候群 先天性ミオパチー 顔面半側肥大症 エリス・ヴァン・クレベルド症候群 軟骨形成不全症 外胚葉異形成症 神経繊維腫症 基底細胞母班症候群 ヌーナン症候群 マルファン症候群 プラダーウィリー症候群 顔面裂 が追加されました。
大学病院など、医科との連携が強い所では病名が告知された上で紹介されてくる事がほとんどですが、当院のような個人診療所では、なかなかそうは行きません。あまりにも骨の変形がおかしいと思っていたのだが、本人も保護者も第一第二鰓弓症候群である事を知らなかった・・・いろいろ心臓の治療とかホルモン療法を続けてきたが、最近になってピエールロバン症候群という病名を教わった・・・と、後になって保険が適応となる症候群を持っていた事が分かる場合もあります。逆に、何かの先天疾患が有りそうなのだけど、調べた所で辛いだけだから知りたくない・・・というケースも有ります。症候群とのお付き合いは、ご本人様も保護者の方も負担は大きいですが、少しでもお力添えができるよう対処致します。
顎変形症を除けば、小学生の時期の矯正治療についても保険が適応されます。ただし、これらの先天疾患の場合、最終的には<外科矯正>を用いた改善が適切となる場合も少なくありません。 |
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