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transpalatal bar with lingual extention(パラタルリンガルアーチ) |
どんな装置なの?どんな人が使うの?
上顎の第1大臼歯に装着する針金の装置です。左右の奥歯をつなぐ部分と、前歯に沿わせるような部分が組み合わさっています。前歯の方は歯茎との境目辺りに接していますが、後ろの方の針金は歯茎に食い込まないように若干浮かせてあります。主な利用方法は、前歯の噛み合わせの改善、歯列の拡大、奥歯の捻れ、奥歯の幅をコントロールすることと、舌の圧力による圧下と固定力の強化です。
それって痛いの?
前歯の方は、ガタガタを取り除くために拡げる調節をする事があります。多少、違和感が強いので、慣れるのに1週間程度かかるでしょう。まず最初の3日間程度は痛みがあっても様子を見てください。1週間を超えて強い痛みは無いのが普通です。
奥歯を圧下するなどの調節を行う場合は比較的多く浮かせてありますので、歯茎には食い込まないのですが、逆に舌に食い込むことがあります。舌感が著しく悪いので評判が悪い装置ですが、出きる限り違和感が少なくなるよう調節いたします。
2-3週間以上の調節期間が過ぎた頃、歯の動きによっては、針金部分がジワジワ歯茎に食い込むことが有ります。我慢していても多分治りません。直ぐに治しに来て下さい。 |
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