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tooth stripping(ストリッピング) |
一般的に歯のストリッピングといえば、虫歯の治療などでプラスチックを歯のあいだに詰めた後に形態修整のため、ストリップスと呼ばれるヤスリで研磨を行うことを言います。
矯正治療においては形態修整を含めて、臨床的な歯冠幅径を作為的に狭小化するために行う場合が多いです。
使う器具によってディスキング、スライスと呼ぶ場合もあります。ダイヤモンドや金属、研磨粒子で歯と歯のあいだ(隣接面)を削っていきます。あまり大きく削ると凍みたりするかもしれませんので、徐々に日にちをおきながら削除していきます。硬いエナメル質が保護してくれますので、1ヶ所に付き0.5mm程度は削ることが可能です。若干凍みる程度が強い場合でも、弱い刺激を加えることで、歯髄の中では第2象牙質が添加され、凍みにくく変化していきます。若干の叢生、上下歯冠幅径の不調和、叢生時にできた摩耗による隣接面形態の不具合などを改善する際にしばしば用います。 |
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