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矯正歯科講座
SMAP(スーパーミニアンカレッジプレート)

どんなタイプの人がインプラント矯正をする必要があるの?

小臼歯抜歯では足らないほど叢生が大きい
非抜歯で治療するには叢生が多い
垂直的な問題が大きく通常の装置だけだと解決しない
歯の移動距離が著しく大きい 難しい方向へ動かす必要がある
外科矯正のボーダーケースで矯正単独で治療する場合
夜間のヘッドギアの使用が困難な場合

何かメリット・デメリットがあるの?

インプラントの装着時と撤去時の外科的処置が必要になることと、装着中の若干の違和感(ブラケットなどの部品と同様粘膜に当たることがある)、施術料の支払が必要なため費用が若干増えることがデメリットです。通常の矯正治療では困難な動的処置が可能になるメリット、治療期間が著しく短縮できるメリット、ヘッドギアなどの装置の使用から解放されるメリット、顎関節との調和を極めて厳密に精度高く咬合を仕上げることのできるメリットと多くの利点が有りますので、必要性がある場合は積極的に検討してみる価値があります。ただし、保健医療用具としては外科矯正手術時の固定器具として薬事承認を得ているのみであり、矯正治療での固定源として用いるための認可を得ておりませんので、術者・患者双方の責任のもとで行う必要があります。インプラントの施術時には同意書を交わし確認させて頂きます。
また、矯正治療自体が、保険適応で行っている場合は、混合診療となりますので、原則として、インプラントは使用できません。

誰でもうまくいくの?

10〜20%前後は失敗するリスクがあります。これらは装着後の治癒が悪く感染を起こし動揺や脱落がみられます。その場合は再装着を試みます。それでもダメなときはスクリュータイプからプレートタイプに変更するか、もしくはインプラントから可撤式装置へと治療方針を変更します。もしあなたが喫煙者であればリスクが増大します。少なくとも施術の前後しばらくは禁煙して下さい。もし副鼻腔炎を持っていたり、上顎洞の低下が大きいと上顎施術のリスクが増えます。術前に成功率が高い部位、方法を検討して行います。
失敗のほとんどは施術直後2か月以内に明らかになりますが、その後でも清掃状態・体調が悪いと炎症を起こすことがあります。ブラッシング・洗浄・消毒・投薬で対応し状況に応じて撤去することがあります。

身体に良くないのでは?

インプラントに用いる材料は生体親和性が極めて高い純チタンが用いられています。そのまま体内に留置しておいても害は有りません。ただし、歯と同じく粘膜から出た状態なので、清掃状態が悪いと、歯周病と同じように化膿したり脱落することがあります。

具体的にはどんな物?どうやって付けるの?それって痛いの?後で外すの?

<プレートタイプ>は 専門の口腔外科医に依頼して施術して貰います。単純なタイプのプレートの場合は当院で施術する場合もあります。痛み止めを行い粘膜に切開を入れて数本の小さなネジで骨の表面に留めます。粘膜から出てきた部分にフックが付いていますので、歯を動かすときの器具を引っかける場所になります。施術後は治癒するまでの1週間〜10日程度、腫れと痛みが有ります。矯正治療の為の装置ですので、目的を達成したら撤去します。
<スクリュータイプ>は そのまま粘膜上から骨に向けてスクリューを打ち込みます。ネジの頭の部分だけ粘膜から出た状態になります。施術後の疼痛はほとんどありません。場合によっては、粘膜の中に埋め込むタイプの施術をしているかも知れません。より感染による脱落が減るメリットがあります。同じく目的を達成したら撤去します。
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