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親不知(おやしらず)

おやしらずってなに?

親不知とは前から数えると8番目の歯で、第3大臼歯ともよばれます。生まれつき存在しない人もいます。萌出するスペースが少ないため、上顎では遠心や頬側へ時に近心へ、下顎では近心や舌側に向いて生えてくることが多いです。そのため、下顎では水平埋伏・半埋伏の状態になりがちで、いずれも虫歯、歯周病を起こしやすいです。

おやしらずって抜かないといけないの?

矯正をしていない人で、親不知を抜いたことがある人は、虫歯や歯周病になってから抜くのですが、だいたい体調が変化したときに痛くなるので、他の大きな病気や出産といった大変な時に抜くのは問題があります。将来痛くなることが分かっていれば、事前に抜いておいた方が良いでしょう。

抜くとき痛いの?

矯正をしていない人で、既に親不知を抜いたことがある人は、ほとんど痛いのが理由で抜いていますので、その人達は痛い思いをした上に、抜くときも痛いので痛い思いをする回数が多いです。なので痛くなる前に抜いた人の方が痛い回数が少ないです。ラッキーですね。しかも炎症を起こした状態で抜くと麻酔が効きにくいので、抜くときの痛さも、少なく済むでしょう。これまたラッキーです。しかし斜めに生えた親不知は抜くときにかなり苦労をします。後で腫れますので1週間ぐらいは安静にしましょう。いずれにしても痛いのは避けられません。複数抜くときは、主治医と相談して、1週間以上期間を空けて一本ずつ抜くようスケジュールを決めましょう。

放っておくとどうなるの?矯正治療と何か関係あるの?

斜めに生えてくる場合は必ず前の歯を斜め前方に押しますので、歯並びが乱れたり噛み合わせがずれたりする事が多いです。特に前歯の噛み合わせが急に開いてくる場合があるので、そのようなことが起こる前に抜き終わっていないといけません。矯正治療の動的処置終了時に親不知が生えてない場合は、親不知の処置が決まるまでは保定治療は終わりません。キレイに生えてきそうな場合は観察、萌出方向に問題がある場合は早めに抜歯してもらいます。また、治療上、奥歯を後ろに動かす必要がある場合や、顎切りの手術を行う予定の人は、まだ生えていない骨の中の歯を抜いて貰うこともあります。特別な場合には親不知は抜かずに代わりに第1大臼歯、第2大臼歯を抜く場合もあります。
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