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Before→After
■ 外科症例 下顎前突

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 強い下顎前突と下顎の左方変位がみられます。成長を終了した永久歯列ですので、骨の大きさのズレへのアプローチは大きく別れる所です。程度が小さければ、歯の傾きで補うように解決しますし、大きなズレであれば、外科的に骨のズレを改善する治療が選択されます。前後のズレ、左右のズレと条件が重なってきた場合、より外科矯正での改善が望ましいものとなるでしょう。

   

     

 一般的な外科矯正治療の流れは、術前矯正・外科矯正・術後矯正・保定治療と移行します。術前矯正では、手術を行う時点で、上下がぴったり合うような歯列に仕上げる事になりますので、逆に言えば、手術をしていない直前においては、とんでもなく噛めない状態となっている事が多いです。このケースでは下顎のみのセットバック(後退術)をSSROにて行いました。

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 装置撤去です。動的処置は2年弱でしたので、通常のマルチブラケット治療とそれほど治療期間は変わりません。しかしながら、わずかな正中のズレが残ってしまいました。大きくは改善したのですが、左右のズレというものは、比較的、後戻りが現れやすい問題です。筋肉の影響によるものや、咬合平面の傾斜が左右的に水平でない事などが関係しているような気がします。今後は保定治療に移行し、数年にわたって咬合の安定状態を管理していきます。

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