サンキン SMAP スーパー ミニ アンカレッジ プレート
開咬 顎関節症
上顎左側小臼歯抜歯
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はならび自体は僅かな叢生が見られるだけなのですが、実はほとんどの歯が噛めていません。奥歯ばかりで強く噛んでいる状態です。また、顎関節症でよく見られる首、肩の具合が悪い という症状も見られました。かみ合わせを治すと必ず肩こりが治る訳では無いと思いますが、当たり前に噛めるかみ合わせにする事で、これらの症状が改善する事をよく経験します。
マルチブラケット装置でまっすぐに並べただけの状態です。なるほど、まるで噛めてない状態なのがよく分かります。ここでよく有りがちな矯正治療だと、上の前歯と下の前歯にゴムを1日中かけて噛ませていくのですが、それでは以前と同じく、関節をずらして噛むだけの人になってしまうでしょう。特にコントロールが必要そうな上顎左側にプレートの植立を行いました。
次第にアゴのズレが取り除かれて、しっくり噛めるかみ合わせに変化していっています。ちょっと時間がかかってしまっていますが、長い年月をかけて修飾されてきた顎関節の環境はなかなか良い形に変わってくれません。さまざまなテクニックを駆使してよりよいゴールを目指します。 |
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after |
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左側の臼歯部干渉が、治療を通じてみられたので、オーバーコレクション気味に軽い臼歯部開咬にしてあります。咬合器上での顎位の偏位はかなり軽減し、頭頚部の症状も随分軽快したようです。噛み合わせと健康の関係は近年多くの方に知られるようになりました。 |
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