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■ 大人 インプラント矯正 (サンキン SMAP スーパー ミニ アンカレッジ プレート)


サンキン SMAP スーパー ミニ アンカレッジ プレート
上下顎前突



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 上顎前歯、下顎前歯の前突が見られます。大きな叢生は見られませんが、上下の口唇前突感も伴います。このような不正咬合を上下顎前突と言います。審美的な事もさることながら、歯軸の傾斜の問題から歯にかかるベクトルが良くない事、口唇の筋肉の緊張を強いるような不調和を示す事などから、不正咬合の一つとして考えられています。上顎前突傾向も伴っていますので、積極的に上顎前歯の後退を行う目的で、上顎に固定源となるインプラント(SMAP)を装着しました。

   

   

 通常の矯正治療で有れば、上顎の固定源として用いるのはヘッドギアという装置です。しかしながら、現状の日本では夜間使用以上の連続使用は難しいでしょう。ちなみにアメリカの学生は、授業中でもヘッドギアを装着してくれるみたいです。さぼり気味な人だと、ヘッドギアの効果が少なく、矯正治療が終わった後なのに、出っ歯の人もいるかも知れません。
歯を抜いた隙間を閉じる時、しっかり留めておかないと前歯が下がるだけでなく奥歯も前に寄ってきます。沢山、前歯を下げたい時には、奥歯と前歯を引っ張るのをやめて、前歯とインプラントを引っ張ります。

   

   

 矯正治療の方法は大げさに言えば星の数ほどあります。道具も理論も人の数ほど有るかも知れません。そうは言っても、オーソドックスなマルチブラケット治療というものも有ると思うのですが、今日一般的と言って差し支えないのは、先ずは形状記憶合金のワイヤーで大まかに配列を行い、バネをきかせたワイヤー、堅いワイヤーを使って仕上げていく方法です。

   

   

 最終仕上げの段階です。かなり太めのワイヤーが入っていますが、このワイヤーの後にオーバーコレクション(元々の歯の捻れが有った場合、後戻りで出てきやすいので、わざと過剰に捻れを治しておく事)を行うための、細めのワイヤーを使う事もあります。

after

   

   

     

 装置撤去です。動的処置は2年弱でしたので、歯の移動させた距離で考慮すると、比較的短い治療期間でした。極めてよい咬合状態が得られたと思います。いずれもインプラントを利用した結果の成果と考えられます。まだ、プレートがそのまま残っているのが見えますが、もう必要ないので撤去して貰う予定です。今後は保定治療に移行し、数年にわたって咬合の安定状態を管理していきます。

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