インプラント矯正(サンキン SMAP スーパー ミニ アンカレッジ
プレート)
開咬
リンガル
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before |
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かなり強い開咬を示します。大きな叢生と下顎前突傾向も見られますので、かなり難易度は高そうです。外科矯正という選択肢も十分あり得るかも知れませんが、リンガル、非抜歯という条件で治療計画を立てると、インプラント矯正となりました。上下左右の臼歯部に計4本のプレート固定(SMAP)を行いました。
非抜歯とは言っても、下顎臼歯はかなり遠心移動をする予定になっていますので、親不知はあらかじめ抜歯をお願いしました。
装置は見えない矯正をご希望でしたので、上顎のみリンガルブラケットを装着しています。リンガルブラケットで有れば、内側にインプラントを装着する方が楽なのですが、この当時はミニスクリューの成績が今ひとつ足らない感触があったので、プレートを第一選択肢にしていました。今は逆です。場所さえ選べば、ミニスクリューの成績は決して悪くない上に、装着時の疼痛が極めて少ないので、第一選択肢をミニスクリューにする事が多いです。 |
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after |
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装置撤去です。動的処置は2年弱でしたので、難易度を考慮すると、比較的短い治療期間でした。極めてよい咬合状態が得られたと思います。いずれもインプラントを利用した結果の成果と考えられます。まだ、プレートがそのまま残っているのが見えますが、もう必要ないので撤去して貰う予定です。今後は保定治療に移行し、数年にわたって咬合の安定状態を管理していきます。 |
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