矢田寺の紫陽花

08年6月18日

6月の山楽会です。梅雨の真っ盛り、雨もまた楽し、「雨に唄えば」のジーン・ケリーの気分で行こうやないか・・雨の場合にはコースを変更してでも決行、と言うメールがナビゲーターの河村さんから来ていました。
 でもラッキーな事に薄曇の最高の日和。京都や兵庫や大阪、奈良に散らばっている七期生が集まってきました。野瀬さんが初参加で新入りの仁義、ご挨拶を頂き矢田寺に出発。このあと皆さん無事故で楽しく過ごしました。
郡山駅に10時集合、臨時バスにて紫陽花の寺、矢田寺へ出発。ナビゲーターは河村さん。綿密な計画と下見などいつも安心して参加させていただけます。今日も朝一番に到着して皆さんをバス停までの指示誘導してくれます。 参道途中にはお土産屋がならんでいます。なにしろバスは一杯、、私たちは全員立ったまま到着です。臨時便も出てお寺も駐車場もお商売やさんもウハウハです。お寺は紫陽花のシーズンがすめば無料になり良心的です。
400円の入山料。普段は静かな佇まいでしょうがバスから降りた参詣人で賑やかで銀座並み、いや秋葉原並みです。 信心深い人は神仏のご加護を受けます。
参道や本堂の周りにはいろんな種類の紫陽花が咲いています。60種8,000本が咲いているそうです。
沙羅双樹の花もありました。

矢田寺での集合写真です。永楽さんと村元がいないのは夢中で写真を撮りまくっていたからです。
「捜していたのにどこへいってたんや」「すんまへん」
この矢田山金剛山寺(矢田寺)は日本最古といわれる延命地蔵菩薩をおまつりしていますが、その関係であちこちにお地蔵様の像が建っています。お地蔵様は大地の恵みを表し、菩薩の大慈悲心で六道の衆生を救済してくださいます。。冥府の救済者であり、左手に宝珠を持ち、六道を守護します。。平安時代から信仰が盛んになり、子供の災厄を守護、延命、五穀豊穣、安産などに有効です。真言(呪文)は『おんかかか みさんまえ そばか』です。
いろんな種類の紫陽花といろんな色の紫陽花とが折り重なって咲いています。少しの涼風が吹きますと手毬をついているように揺れ動きます。 紫陽花は雨に濡れそぼっている方が風情がありますが、今日は晴天を祈りました。薄日が差したり曇ったりの境内でしたが日向と日陰のコントラストも素晴らしく満点のロケーションでした。
紫陽花の花一つの中にもグラデュエーションを味わえますし全体の景色にもそれが味わえます。それだけ沢山の花が咲き競っているという訳です。精細な画像をご覧なりたいならば「山楽会」をクリックしてくだされば動画や精細写真が現れます。 11時30分までフリータイム、そのあといよいよ矢田山(丘陵)の横断です。30分ほど歩いたところにこのような休憩所があり、ここでお昼ご飯になりました(頂池休憩所)。私たちが到着した時にもハイカーが2人おられましたが席を譲ってくださいました。また、私たちが食べ終わる頃、30名近い前期高齢者の団体の人たちが来られました。途中、何人かのハイカーに出会い『ちわっ』ってご挨拶。このあと頂上展望台へ出発しますが、途中「弘法の井戸」がありましたので滾々と湧き出る水を飲みました。あんな美味しい水は六甲の水の比ではありません。
その水を誰も飲まないので「なんで飲めへんねん」と問いますと、みんなは上流のため池を指し「あの水を飲んだ事になるんやで。雑菌うようよ、そんなのよう飲むわ」だと。牛蛙のションベンが入っているの、虫の死骸が入っているのとワーワー賑やかな事。「もうじき腹下しやで」って言っていましたが一日経っても大丈夫でしたよ、参加者の皆さん。。ここが生駒山が遠望できる展望台。撮影者の森本さんだけ写っていません。<(__)> 僅か340mの矢田山、少しのアップダウンはありましたが元気一杯落伍者も無く雑談を交わしながら歩きます。日陰ですから思ったよりも暑くもなく、休憩所ごとに予定より早めにつきます。枝間を通ってくる涼風に吹かれていますと汗が引き雑談や妄言が乱れ飛びます。
このあと緑ヶ丘休憩所などを経由してペースを保ちながら歩きました。
しばらく行くとゴルフ場のフェアウェイのようなところに出ました。ここは遊具のない自然の広場、「矢田山遊びの森」という所です。ここにも大きな休憩所があり3時まで大休止の指示がナビゲーターの河村さんから出ました。約45分の休憩です。黒い服を着たのが野瀬さん、何かを下げています。これは昼食の時のゴミをまとめて持ってくれています。さすがボーイスカウトOBです。
 大きな池が両側にある道を通り、いよいよ最終ポイント「近鉄・南生駒駅」まで出発です。自動車が通る道、遊びの森へのアクセス道路などがありますので危険です。
「後ろから車来たで」「前から単車や」と注意しあいます。今まで草や枯葉の上を歩いてきたのでクッションがよく楽でしたが、最後までアスファルトの道、3.3kmです。太陽の照り返しもあり暑い事この上なし。
ここが一番辛かったです。途中、写真のようなお地蔵様や弘法大師に関する物がありました。やはり疲れてくると前と後ろの距離が開きます。親切で優しい七期生ですから待ってあげて揃ったら出発します。榁木峠までの登りもシンドかったですが、ダラダラとの下り坂も距離が長く大変でした。
下ってくる途中に開発されたところに出てきました。団地や学校などが下に見えてきます。右手に「阪奈有料道路」が生駒の腹の方へうねっています。しばらく行くと生駒市営だとおもうのですが「あし湯」があり何人か足を休ませて居られました。 好奇心一杯の七期生たちは試しに入浴です。かすかに硫黄の香りがするお湯です。すぐそばにはガソリンスタンドのような「温泉水販売機」が2台在りました。車で買いに来ておられる人もいます。斉藤さんと佐野さんがゆっくり浸かっています。
温泉からしばらく行くと駅に着くのですがちょっと道が分からなくなってしまいました。5人の中学生に南生駒駅までの道を聞いたら、帰宅コースを変更して案内してあげる、と親切に言ってくれました。道すがら森本さんと私が色んな事を聞きます。南山手台にある大瀬中の1年生である事、おじいちゃんが65歳とか74歳とかであること、携帯でメールし合っている事、、などを教えてくれました。「携帯持ってもいいの」「あったりまえですよ。そんなの常識です」屈託の無い笑顔が返って来ました。 中学生たちとバイバイしてしばらく行くと踏切が見えてきました。やれやれです。大和郡山から矢田丘陵を横切ってのハイキングは約8kmの行程、21,000歩を歩きとおしました。
 王寺発生駒行きの電車に乗ると「あーあ、涼しい。極楽極楽。」と感謝の言葉が出てきます。文明に頼って生きているのが実感として分かります。喉がカラカラなので駅の自販機でジュースを買ってごくり。「もうちょっと辛抱せんと、、ビールが待っているのに」「うん、でも血が濃くなって脳梗塞になったら大変やから」と私。
いよいよ生駒駅の居酒屋「味楽座」へ。ここは枚岡梅林から生駒越えをした時に来た所です.。初参加の野瀬さん、みんなの指名で挨拶と乾杯の音頭をお願いしました。彼はインターネットから遮断された世界にいる、、とのことで連絡はその時のナビゲーターが電話ですることになりました。 あとは生駒の住人、永楽さんが注文をとって店員に差配します。4つのテーブルで16人。直前になって坂口健二さんが欠席、石田(以倉)さんがお母様のご不幸があり欠席。
ここでは何でも4つ注文、出汁巻きタマゴ4つ、唐揚げ4つ、どてやき4つ、、、というぐあいに。
みんな元気、食べられる人は元気、、健啖家であることが分かりました。食い力、とはよく言ったもので食べられない人はこんなに歩けられませんよ。

今日の運動量と暑さによって私は150円のペットボトルを3本とジュース1本を飲みました。でも誰かがお茶を飲んだらビールは美味くない、とご高説を述べられていましたがこの日のお茶は胃袋に入ったとたんジュッと蒸発していたように思います。(^-^)
テーブルごとに話が盛り上がります。年金や葬式のやり方、墓石はどんなのがいいかって話題が尽きません。。榎本さんも無駄話は得意です。井狩さんも負けていません。向いの岩壷さんは聞き役です。私も聞き役です。無口なものは気後れします。
前日、榎本さんは川柳の句会のあとの飲み会で遅くなり、また深酒したそうで眠い眠いと念仏のように言っていました。井狩さんはビール生中で真っ赤です。私も真っ赤です。さて、6時過ぎお開きになり2,000円集金。次回を約して三々五々ご帰宅です。
河村さん、永楽さん、お世話ありがとうございました。

                                   あじさいさん(アンパンマンのキャラクター)
後列左から・・榎本、野瀬、岩壷
中列・・・佐野、村田、増井、岩崎、斉藤、大場、西谷、森本
前列・・永楽、井狩、吉村、村元   (撮影者は河村さん)    頂上展望台前
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