須磨アルプス(六甲山縦走路)をゆく

08年5月16日(金)

◆ 実施日 : 2008年5月16日(金) 天候:晴れ 気温:22℃

◆ 目的地 : 須磨アルプス

◆ 参加者 : 井狩・植松・永楽・河村・佐野・石田・大場・斎藤・西谷・村田・森本(11名)

◆ ナビゲータ : 森本

◆ 今回のコースは、六甲全山縦走コースの最初の一部で約6Km、全コース56Kmの1割位。

【 集合時刻・場所 】

山陽電車 須磨浦公園駅改札 5月16日(金)10:20

※ 梅田から阪神電車で約50分

【 コースの案内 】

鉢伏山(248m)→旗振山(252m)→鉄拐山(234m)→おらがやま公園で昼食→高倉台団地へ下る →栂尾登り口から400段の階段→栂尾山(274m)→横尾山(312m)→馬の背→東山(253m) → 横尾団地→地下鉄妙法寺→三宮→神戸大使館

須磨ロープウェイで鉢伏山へ。。

須磨浦公園からロープウェイで鉢伏山(はちぶせやま)へ

Q:わずか248mの山をなんでロープウェイを使うのか → A:後に控える400段階段にスタミナ温存

春がすみながら眺望よし。明石海峡大橋、淡路島、神戸市内 ・・・・・・・・・・

旗振山(はたふりやま) 昔、なにわの米相場を西方に知らせるための旗を振ったという。

眺望・・・・・鉢伏山と同等

鉄拐山(てっかいさん)

頂上は樹木で見通しはないが、5名は登頂。(写真は河村さん撮影)

スタミナを温存したい6人は山腹路を迂回。永楽さん曰く 『ここは義経が一の谷の奇襲をまえに全軍を叱咤激励したところ。ここに立てて思い出が一つふえた』

   須磨近辺の山々には「ウバメガシ」が多い。 涼しい木陰が出来ていて、幹の曲がり具合も直線的な杉林などとは違った風情がある。海岸沿いの急斜面で潮風の影響を受ける立地に多く、六甲山系では須磨区付近に偏って群落が存在している。


おらが山公園でお弁当12:00 腹満足での記念撮影

おらが山公園

予定では栂尾山で弁当を と計画していたが、ここで丁度12:00になったので、昼食。

この下に出来る高倉台団地の風よけを考慮し、おらが山部分は削らずに残されたらしい。

お腹が落着いたところで、六甲縦走路の一部である階段コースを一気に団地まで下る。

高倉台団地

この辺りには以前 高倉山(約300m)があった。1960年頃からポートアイランドなどの湾埋め立てに始まり、神戸空港埋め立てまで、ここから掘削した土をコンベアベルトで海岸まで運搬した。

2006年に全工事終了、高倉山が消え去った。 高さ約150m分が削られたという。

栂尾山(とがおやま)

400段の直登階段を登る。 高低差約100m、30階建くらい(東京タワーの3分の1)。

全員快調! 50段毎くらいの小休止を見込んでいたのに、皆さん、50段では止まらず100段毎の小休止で突破。40分位かかるかと見積もっていたが、約30分で頂上の展望台まで到達。快挙!

これまで踏破してきた鉢伏山・旗振山・鉄拐山を振り返る。

横尾山(よこおさん)
須磨アルプスの最高峰。
下り始めてしばらくすると馬の背が見えてくる。

馬の背(うまのせ)

   距離も短く時間もかからない所であるが、安全のためステッキは収納、両手を空けて軍手を着用。

   ミニロックガーデンともいえる六甲独特の風化しやすい花崗岩の岩肌に挑戦。 全員真剣に安全歩行。「怖かった〜」との人も存在したが、とにかく安全第一で無事踏破。

   振り返って「あんなとこ通って来たんや!」と 感嘆することしきり。

恐怖克服記念写真

前列・・河村、大場、石田 (座っている人たち)

後列・・佐野、斉藤、西谷、井狩、村田、植松、永楽

撮影者・・森本

この写真・・・横尾山と馬の背への経路を振返る  「無事を謝す」

 最後の岩肌を登り切り、もう一踏ん張りして、東山山頂。この頃から、ボツボツと「ビール」のことが会話の中に目立ち始める。


 予定では板宿へ下るところを、妙法寺の方へ下ってしまった。 階段が急だったものの、膝に心配を持つメンバーもシッカリと足を運んで地下鉄駅に到達。

   六甲縦走コースは、とにかく「階段」が多いことをあらためて実感するコースだった。但し、そこを走るように前進する人達のスタミナは想定外。

神戸大使館三宮のおなじみニューミュンヘンへ。17:20

ここまで万歩計によれば 約18000歩。皆さん、よくぞ頑張り通して下さいました。ご健闘多謝!

ガーリックトーストと唐揚げは定番。初参加の植松さんによる乾杯でスタート。他にもいろいろな注文が進み、爽やかな気のおけない会話、笑い・・・・・

2時間くらいがたちまちにして過ぎ去ったので、デザートにより閉会、解散。19:20

後日談

  ※ 足の張り、腕の痛みが残っているとの情報あり。 高倉台への下り階段、栂尾山への400段の上り階段、馬の背の岩場上り下り、横尾団地への下り階段などでステッキに力がかかったことと、馬の背では普段余り使わない腕の筋肉を使ったせいか。 ご回復を祈ってます。

  ※ 馬の背で「怖かったァ・・」と「面白かったァ・・」との感想が混在。 しかし、皆さんの安全第一の気持とお互いの助け合いで無事踏破。後になって「怖さ」が「楽しさ」として残ることに期待しています。

  ※ ナビゲータの反省 : 一人で下見に行ったときには、大した長さではないな と感じた登りなどが、10数人で行くと思いのほか 長く感じることを実感。この感覚は今後に活かしたいと思っております。

ご参加の皆様、愉快な一日をありがとう!  健康第一、安全第一を維持して行きたいですね。

 

                                      2008-5-19  文責 : 森本 寛

このページのトップへ