橿原神宮初詣でと  畝傍山、香具山登山

2008.1.23(水)

今年最初の山楽会。初詣でと登山と新年会を兼ねるという欲張りな企画。大寒という暦の上では一番寒い時期とはいえ、なんと17名の七期生が集合してくれました。今までは多くて10名まで、少ない時なんかは5名という少人数で実施したこともあります。(07.6.20 有馬富士登山)
人数が多くなれば多くなったでその分ハプニングも多くなります。のっけから橿原神宮前駅で駅員とのトラブルがありました。それは最近便利な「するっと関西」というプリペイド式カードやICタグが入っていてタッチすると銀行から差し引かれるという「ぴたぱPitaPa」というものや、期間限定で割引で乗車できるカードまで便利なものが出来ています。この前のJR柳本駅という無人駅なんかでは手続きをウッカリ忘れると次に乗ったときにエラーが出て駅員とトラブルになる、ということもあるようです。
今回は近鉄奈良線、瓢箪山駅から乗車したときの駅員さんと橿原神宮前駅の駅員さんの対応が違っていて、改札を出してもらえない、というものでした。知らずに先発していた我々が鳥居の前で待っていると当事者たちがやってきてぶつぶつ。「新米の駅員でらちがあかん」・・・
全員揃ったところで記念撮影。左から斉藤、大場、石田、増井、岩崎、坂口:健、河村、永楽、児玉、森本、村田、榎本、井狩、佐野、西谷、岩壷(敬称略)撮影は村元。
17名の行進を想像して見て下さい。先頭としんがりとの差はいつも100メートルもあいてしまいます。久しぶりなのでお喋りに夢中。そんなことが度々ありました。(*^-^)
さて、お参りの前に御手洗で口と手を漱ぎました。すぐ左側にある「深田池」に行きますと鴨などの水鳥が沢山いました。村田さんと岩崎さんがお八つに持ってきたお煎餅を与えているところです。何百羽もいるのに煎餅は少し、、。「ごめんね」「鴨にも要領のいいヤツも悪いヤツもいるね」「慣れてるのか直接キャッチの鴨もいたよ」ちょっと子供に返ってはしゃぎました。
「おーーい、ネズミ年のもの集まって記念撮影しようや」中には丑年も混じっていますが・・・。
さあ、畝傍山登山に出かけましょう。途中にある大きくて清潔なトイレで用を足して出発です。歩いていますと私の携帯が鳴りましたのでとりますと増井さんから電話。「みんな今どこ?」って半泣きの声。便所に行っている間に我々が置いてけぼりにしたらしいです。河村さんら男性陣の何名かお迎えに行きました。「班に分けるか人数確認のカウンターという機械がいるで」、、。そのうちはぐれた人が追っかけて来て全員が畝傍山頂上に到着。
ちょうど雨もやみ雲の切れ間に金剛山と葛城山が見えました。こちらの畝傍山の近くの町並みは見えますが金剛山系の麓の町並みは見えません。「雲海やねぇ」。「生まれて始めて登ったよ」「暑い暑い・・・中の服を脱ぐわ」「甘いものどう?」チョコレートや飴玉を頂きしばしの休憩。「お腹すいたなぁ、、河村さん食事までどれだけ時間がかかるん?」「予約したお店には1時に行きますといってあります」でもこの時点で12時10分。下山の時間と戦争で散った予科練生の慰霊塔などによっていると1時は過ぎてしまいそうです。
先達は村元がたち途中に河村さん、森本さんが立つことで出発。佐野さんがしんがりで反省を生かし人数確認してから出発。途中でハプニングがあってなかなか揃いません。聞きますとこの写真のおみ足の方の靴の踵がパックリ。靴下はずくずく。ナイトの森本さん(右側)がザイルを持っていたので応急処置をしてあげました。ザイルを切るナイフを持っていたのはさすがです。「あーあ、これで残っている香具山登山をしなければならないのか・・」と。そのうえ、歩いていると左側もパックリ、絶望です・・・といっていたらもう一人のお女中の靴もつま先がパックリ。「コンビニで靴売ってるやろか」「コンビに自体がないで、この辺」2人はしょんぼり。。。 今日、神宮に参ってきていろんな願いを申してきましたが、「まさか、靴のことまでお願いできなかったわなぁ」とワイワイがやがや。
先頭の村元「おーい、発見。こんな所に靴屋さんあったよーー。」後ろに知らせます。「ムーンスター」というブランド・・聞いたことある・・あぁ月星や・・中を覗いて見ますと、商品が山積み・・・。どうやら問屋さんらしい。事情を言い小売してくれるよう相談しましたらOK。登山靴はなかったそうです。これから登山するので助かった・・といいますと「どこに登りますんや」「香具山です」「あんなん山と違いまっせ」と面白いおっさん。踵の深い靴を選んで買いました。誰の足か・・推理してください。
外は寒い風と雨。毎度のことですが雨男と雨女の詮索が始まります。暖房の効いた室内でほっこりとしています。左から大場、村田、西谷、石田各氏。この店は河村さんがネットで探し下見にも来てくれている「五頌」(ごしょう)という手打ち饂飩のお店。畝傍御陵前駅の西側にありますが、このあたりには飲食店がほとんどありません。http://jppapin200.exblog.jp/7820858
若いご夫婦2人でやっておられるこだわりのお店です。
震えながら戸外でお弁当・・・は可哀想と河村さんがあったかい饂飩店にしてくれたご好意に感謝感謝でした。
17人がめいめい注文して、それから作るのですから店主も大変です。私と井狩さんはカレー饂飩を注文。
注文したお饂飩が出来上がるまでの時間を利用して「児玉桃さんの応援団」と自称してHPにページまで作り2月21日にいずみホールである桃さんのコンサートチケット申し込みの受付を始めました。「児玉さん、父兄の挨拶や」。
お蔭様でこの日の申し込み11名と以前に申し込まれた7名とで18名のチケットを斡旋することになりました。
当日売りもありますのでまだの七期生のみなさん、購入して午後6時にいずみホールに集合してください。

上の写真のおみ足・・この二人、、誰か分かりますか?
左が井狩さん。カレーの辛味とお饂飩の温かさでとっても美味しく頂きました。因みに店名の「五頌」とは身体のバランスをとるための五つの食物の分類、「寒 涼 平 温 熱」を表す言葉だそうです。
ここの 豆乳のお饂飩も珍しいです。
さて、お腹もくちて動くのがいやになった、、というまえに出発。元薬師寺跡に向います。今、西ノ京にある薬師寺は以前ここにあったそうです。金堂の礎石と東西の塔の礎石が残っています。詳しくは下記URLをコピーしアドレスに貼り付けてみてください。
http://inoues.net/ruins/fujiwaragu.html
昼食している時から、また降ってきた雨もこのあたりでは少し強くなってきました。午後1時30分のことです。
いよいよ天の香具山の登山です。紀寺跡をとおり152メートルの山頂に向います。雨もやみ平坦なアスファルトを歩きながらお喋りに夢中になって間隔がどんどん開いていきます。「村元、先生の七つ道具、ホイッスルを鳴らせや」「忘れてきたわ」
雲が厚く木々の枝が覆い被さっているため暗く鬱蒼とした細い道を登ります。わずか152メートル、でも汗をかいたのでデジカメのレンズが曇ってしまいましたのでこんな写真になってしまいました。頂上付近は平らになっていまして神社があります。 香具山から一般公道に降りてきたところです。ここでは全員遅れないで揃って歩いています。前後が開く原因は途中に珍しいものがあれば好奇心旺盛な七期生は立ち止まってしまうからです。この後、香具山神社によりました。そこにめずらしい波波迦の木があり興味を示した人たちは・・・。
やはりずいぶん遅れてしまいました。
「波波迦(ははか)の木」の説明文を呼んでいた人たちです。古事記によれば、この木の皮で、鹿の骨を焼いて吉凶を占ったそうです。波波迦は「 朱桜(かにはさくら)またの名を(うわみずざくら) 」のことです。平成2年に行われた大嘗祭の行事の一つでる「斎田点定の儀」の亀占に用いるために、この神社の波波迦の木の皮が奉納された、ということです。
さて、このあとだだっ広いところに出てきます。史跡として保存されている「藤原京跡」です。
藤原宮跡で小休止。トイレを済ませ、周囲を見学しました。この時点で4時30分。500メートル離れてところから4時30分発の「八木駅行きバス」に乗るはずでしたが、次のバスが6時までありませんので「畝傍御陵前駅」まで歩くことになりました。みんな少し疲れたようです。無言になりました。
途中から、、来た道を辿って・・・元薬師寺跡や紀寺跡・・・の前を通って帰って来ました。河村さんの計画ではバスで八木駅に行き5時から「白木屋」で新年会・・という段取りだったそうですが、1時間ほどかかって畝傍御陵前駅にたどり着きました。この時点で5時40分。
さぁ、「乾杯」はどこでしましょうか?駅の東側に「元気」という小料理屋さんと国道沿いに「和食のさと」とイタリア料理「サイゼリア」がありました。「さと」は定食ものが多いぜ、、いろいろ取れるサイゼリアにしようや・・ということで入店。何しろ17人が入るわけですからボックスを4つ取ってもらいました。食事時より少し早かったので空いていました。4つのボックスに分かれ、めいめい注文。若者、子供むきの油濃いものがおおいですがガーリックやオリーブオイルの香りもたまにはいいかな。。
奥から岩崎さん、石田さん、井狩さん、大場さん(^-^)
私のボックスは今日のナビゲーターの河村さんとカメラ班の岩壷さんと村元、それに児玉さん。1月25日からサンフランシスコまで娘婿の会社の監査に行くといっている児玉さん、前祝や、ワインを取ろうということでロゼを取りました。フランス、イタリア料理にはワインや、と乾杯。後ろや横ではビールで乾杯していました。でも美味しそう、といってワインを注文しているボックスもありそれぞれ賑やかに食事を楽しみました。
村田さん、森本さん、榎本さん、永楽さんです。写っていないけど村田さんの隣が多分・・斉藤さん?
あっ、ワインのビンが見えています。
新年会ということもあって結構飲み食いしましたが平均支払額は1700円ほどでしたか・・・。
乾杯・・増井さん、佐野さん、西谷さん、坂口さん。。最初の一杯目は美味しいですね。私たちが隣で食べていた料理を見ていた誰かさんは「美味しそう」って。。気を使って差し入れをしてあげましたら・・なんと「エスカルゴ」をお返しで頂きました。(^-^)1時間40分ほど飲み食いして7時過ぎめでたく解散。河村さんご苦労様でした。
畝傍御陵前駅で八木、京都方面の大多数の皆さんとお別れ。私たち南河内組、河村、榎本、西谷、村元は橿原神宮前駅経由古市方面へ帰って行きました。 番外・・
香具山に行く途中、牧場直営のお店があり河村さんの話では夏、ソフトクリームやアイスクリームが美味しいで、ということでしたが冷たい風が吹いていましたので榎本さんはホットココア、私は自家作・ヨーグルト「酪」を飲みました。市販とは違って酸っぱかったです。
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