比叡山

2007年8月31日(金)

 夏の終わり、ツクツクホーシが鳴く比叡山に行くことになりました。この日は寒冷前線が停滞していて朝から雨模様、降水確率60パーセントでの決行でした。
 JR大阪駅に岩壷、佐野、井狩の兵庫県組と村元、榎本、河村の南河内組、6名が8時40分集合、新快速で京都駅に出発。大雨と雷注意報が近畿一円に出ていたので心配性の村元「雨は濡れたらしまいやけど、雷に打たれて死ぬなんていやや」。すると岩壷さん「雨の確率が60パーセントということは40パーセントは天気や」と訳のわからない理屈を述べます。
京都駅前のバスターミナルで「C6」の乗り場から比叡山行きに乗ります。夏休み中は臨時増便があり待たずにそれにうまく乗れました。幸先は良かったのですが、これが岩壷さんにとって悪夢の伏線。雨も降っていないし、ナビゲーターの岩壷さんにとって得意満面、上の写真のようにビデオカメラを首にビデオを回します。「バスが揺れますから座席を立たないでください」。運転手さんが岩壷さんに注意します。
「ロテル・ド・比叡」という気取った名前のホテルの前で全員下車。 ここから「延暦寺」までの道のりを東海自然歩道を使って歩きます。このあたりの道は、自動車専用道路で歩行者を認めないのです。「ホテルに入ってコーヒーでも飲もか・・」となって入っていきます。↓
 ここで岩壷さん、バスの中にキャノンビデオカメラを忘れてきたことに気がつきました。
 慌ててホテルのフロントへいって事情を説明。親切な係りの人がテキパキと京阪バスに電話してくれました。
結論から言いますと「カメラがあったので比叡山バスセンターへ取りに来てください」ということになり、岩壷さんはニッコリ。(*^-^)
写真はまだ連絡がない時の浮かぬ顔の
岩壷さんの写真。
上は「あった・・!!」と連絡があったときの岩壷さんと撮った全員写真。吉本新喜劇「なるみ」の551のコマーシャルではないですが豚マンが「あるとき」「ないとき」のような表情。とにかくよかったよかった・・・でした。
でも、私も他人事ではありません。実はこの日の前日、七期会の「幹事会開催」を幹事さん全員に告げ三丘会館に集まることになっていました。どうしたことか私は完全に忘れてしまっていてすっぽかしてしまいました。案件は10月7日七期会総会案内の往復はがきに書く文案。家からファックスで三丘会館の幹事さんたちに送り審議してもらい、電話審議ということで平謝り。<(__)>。
岩壷さんに「誰にもウッカリということがある。ボケないで長生きしよう」と妙な慰め方をされてしまいました。
 さて、800円のメチャ高いコーヒーを飲んでカメラを保管してくださっている比叡山バスセンターに向かいます・
自然歩道を通って登山というかウォーキングをします。
このあたりから小雨が降り出し、合羽や傘を出して歩きました
しばらく歩くとガスがかかって来ましたが雨はやみました。
岩壷さんの顔も晴れやかです。でも、可愛そうにこれから岩壷さんは何かあるたびにこのことが話題にされることでしょう。
しばらく歩いていますと井狩さんが濡れた橋の上でつるっっと滑ってあやうく尻餅をつきそうになりました。さすがハンドボールで鍛えた体、こけませんでした。

無言で歩くような「山楽会員」ではありません。
もう、何かを話題にして楽しみます。岩壷さんの次は井狩さんです。

またまた、面白いものを見つけました。ひきがえるです。

写真は保護色でわかりづらいですが「ヒキガエル」です。河内では「おんびき」といいます。イボイボから出る粘液が毒があるが薬効があると筑波山の四六の蝦蟇について教えてくれる人もいてワイワイがやがや。約1時間50分の行程中、喋りっぱなし。「それにつけても、なかなか根本中堂に出ないねぇ」「道、間違えたのとちゃうか」
そのうちに鳥居が見えてきました。
「あーよかった、俺こんなところで遭難するのいややもんね。」
もうみんな汗でぼとぼと。
「腹へったなぁ。まだ食堂に着かへんのかいな」。
坂本に降りるロープウェーの駅が見えてきました。
休憩。この駅は文化財とか。

ロープウェー駅の前で記念撮影。後ろは琵琶湖です。
写真は有名な「鶴喜そば定食」を注文

岩壷さんはこの食堂の隣にあるバスセンターでビデオカメラを受け取りに行きました。受取書にサインしてきて帰ってきた時の顔は嬉しそうでした。
 さあ、ご飯ご飯。。
「心配かけたお詫びに、ビールを差し入れします」と岩壷さん。サントリーモルツを見て「あっ、高野君とこのや」。みんな身びいきします。

「乾杯」井狩、村元、岩壷、榎本。河村さんと佐野さんは「やめとくわ」
後でわかった事ですが、飲まなかった人は正解でした。

これが「鶴喜蕎麦定食」(800円)↑ とにかくどこででも良く喋りよく食べます。食堂でもバスの中でも歩きながらでも。でも佐野さんは物静かで、河村さんや岩壷さんは大きな声は出しません。だいたい村元は職業柄、声がでかいし良く通る声をしています、榎本さんも声が大きいし井狩さんは声高じゃないが話題豊富でよく喋る。。往路のバスでも我々6人が声高に傍若無人に喋っていました。旅行者の5人の人は関西の人は良く喋るなぁと思っていたに違いありません。
この写真はそんな雰囲気を伝えています。(^^ゞ
「根本中堂に参ろうか・・」「いや、、入山料がいるやろ、やめとこ」
罰当たりが何人かいます。
「何回か比叡山来ているけど最高峰には行ってないで」
「うん、それいこ」

この後、最高峰「比叡山三角点」まで行ったのですが、私も井狩さんもビールで真っ赤になってしまい心臓パクパク。榎本さんなんか「しんどい。。頂上征服遠慮する」と。。
比叡山バスセンターからバスに乗って八瀬に降りるロープウェーの駅まで行きます。そこから10分ほど歩くと「大比叡」です。ここの標高は848メートルで主峰です。

ビールを飲んだ井狩さんと私はほんのりと薄紅色?です。
ちょっと歩いただけで私は「フーフー」。

榎本さん、「俺、昨日も句会にいって飲みすぎて今日しんどいねん、下で待ってるわ」と午前中の元気さはどこへやら。
← 5人で頂上征服。
始めの予定では、ここから「修学院」まで歩くつもりだったのですが、ビールで戦意喪失。。(^^ゞ

ロープウェーとケーブルカーを乗り継いで八瀬まで降りることになりました。左の写真ではケーブルカー始発点から「5キロメートル2時間」と書いてあります。
「うん、次回にこのコース行くことにしよう」
最初の意気込みと大違い。まぁええわ・・・とみんな。
さて、ロープウェイとケーブルカーの運賃800円を支払い乗り込みます。そこで村元が切符紛失のアクシデントが・・。
ロープウェイを降りケーブルカーに乗り継ぐ時に示す切符がありません。「よう探しや」とみんな。駅員さんも観光客も注目しています。「あった」。ズボンポケットばかり探していたのですが、胸ポケットにありました。やれやれです。
ふと気がつくと岩壷さんがその顛末をすっかりビデオ撮影しているではありませんか。「みんな誰でも忘れることもあるよ」と岩壷さんが慰めてくれます。幹事会ウッカリ失念事件とともにまた今回。家でも携帯電話がない、自動車のキーがない、財布がない、と大騒ぎして叱られている私です。ボケるのはいややなぁ。。。「俺もそんなことあったよ」と皆から言われて喜んでいいのか悲しんでいいのか・・・。
八瀬駅から出町柳駅まで京阪電車に乗り、東福寺駅で降り、JRに乗り換え京都駅に。なぜ京都駅に戻ったのか・・・。それは・・
岩壷ナビゲーターが事前に検索していたお風呂やさんが、あの「京都タワー」地下3階にあるということを調べてくれていたのです。もう、汗でずくずくの身体を洗い着替えたい、そんな一念でまっしぐら。

インターネットで割引券を印刷してくれていた佐野さんのおかげで600円で入れました。

佐野さんが券売機で買っている所です。
こんなところにこんなお風呂が・・。京都に来た時に来よう。
お風呂にゆっくりと入り「さあ、生中でどうや・・やで」と風呂屋を出たのが5時。ちょうどいい時間となりました。岩壷さんが検索していた飲み屋に行きましたが6時からしか開きません。
「別の店にいこ」榎本さんが先ほどとは違った声でハッスル。みんな店を見つけるのも早い、、雑居ビルの5階にある居酒屋チェーン店「笑笑」(わらわら)に入りました。

「とりあえず生中や」
岩壷さん「私は生大や」
どんどん注文してどんどん飲み干します。
2時間たっぷり飲んで食べて2200円。
この楽しい雰囲気は「動画」編をご覧ください。

全員、JRで大阪駅へ、そこで兵庫県組と南河内組にわかれてご機嫌麗しく帰宅したのでありました。
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