霧の金剛山

09.3.4

 2月山楽会は井狩さんと村元がナビゲーター。2月24日(火)に行くことにしていましたが前日の天気予報は降水確率80%。。「雨の中を行くことはない」と急遽3月4日に延期いたしました。
 お陰さまで3月4日は曇り空、、、しかも雪が降るかも・・・という予報。前夜から東京地方は雪で大阪でも・・・という期待は・・・残念ながら気温が高く霙(みぞれ)。。。
 山頂では小雪がチラホラ。。まあ私達ナビゲーターの顔を立ててくれました。
 今回は往復ともロープウェイで・・・軟弱、弱腰の登山でした。「スローライフ、、無理しない無理しない」と言い聞かせながらの登山でしたが、皆の目的はそれそのいつものゴックンです。(^-^)
 去年は東京から小川さんが参加くださり19度の生酒を飲み酔っ払って広田ホームの旧友の名前を暗記していたのを披露。みんなを呆気に取らせて風のように帰って行った、、あの酒です。さあ、楽しい金剛登山。樋口(土居)偉子さんが紅一点。順を追って紀行文をお読みください。
河内長野駅前のパスストップに10時半に集合。初参加の山田、武平両氏は10時前のバスで先行し徒歩で登っています。我々7名は11時発でのんびり出発。
 榎本さん、岩壷さん、河村さんの足元をご覧ください。
新品のマッサラ、、今日の泥濘をどう歩くのでしょう。
特に岩壷さんは茶色の革靴。ピカピカ光って眩しいです。誰かが「その革靴とご本体と、どちらが長持ちするでしょうか」と意地悪な質問をみんなにします。「そら革靴や。御本体は何年持つねん。ええとこ10年やでそれに引きかえその靴は毎月1回履いても50年はもつで(^-^)」みんな好きなように言っています。
10時57分発のバスが来ました。乗っているのはこの七期会の皆さんだけです。去年は雪が降っていて霧氷もあるということで、我々のような御老体団体が沢山乗っていました。立って行った人もいました。
 今年は雨模様の天気という事で少ないです。

 この写真に写ってはいませんがすぐ車に酔い高所恐怖症の御仁が約一人います。バスが出発するまでは声高に喋っていた人が・・・アレレレ・・バスが曲がり揺れだすと極端な無口になって行きました。(^-^)
先行した山田さん武平さんとこの国民宿舎「香楠荘」でおち合い早速昼食です。車に酔っていた無口になった御仁は「俺、昼飯やめとくわ」と。「おいおい、食っておかないと体力持てへんで。」と昼食を奨めます。 「俺、鴨南蛮定食」「ビーフカレーにしとこ」「俺、蕎麦定や」とそれぞれ注文し、やってきた蕎麦などをすすり始めます。。
 それを見ていた、そしていい匂いに釣られたその御仁は「俺も蕎麦食べるヮ」と。そして食べ終わったら口数も増えてきましたよ。「元気復活やね。やっぱり食べんとあかんで」と大笑い。
そうこうして1時間、駄弁っていると香楠荘の外は雪が降ってきました。「天は見放さないよね。幹事の日頃の行いによってお恵みくださったよ」と写真を撮りました。
白いものが降っています
午後1時過ぎ香楠荘を後にします。足元が雪解け水で緩くなっています。「岩壷さん、いい靴が汚れるよ」と冷やかしのお節介。。
 毎年山頂に近いここで全員の記念撮影をします。
 今年はバードウォッチング用の三脚を持っていた武平さんにそれを借り自動シャッターで摂りました。
左から村元、榎本、樋口、井狩、河村、野瀬、山田、武平、岩壷(敬称略)
葛城神社と転法輪寺にお参りすればもう頂上です。さすが気温も低く雪が残っています。でもアイゼンは要りません。2km足らずの道のりを1時間もかけてペチャクチャ喋りながらの到着です。 ガスがかかっていてこの写真は誰だか分かりません。カマクラの前で記念写真です。このようなガスは今日一日中付いてまわりました。
この後、国見城址に向かいます。
下界はおろかすぐ先の時計の時刻が読めません。
寒暖計が貼り付けてありましたので読みますと0度でした。
寒いのでそそくさと山頂から退散。山田、武平両氏はやはり下山は徒歩で「しいたけセンター」に向けて歩くということでお別れしました。「駅前のなまくらで会おうな」
我々軟弱者達はまた香楠荘に戻り・・休憩。
コーヒー300円で1時間ほど粘り午後4時発のロープウェイに間に合うように出発。バスの出発は午後4時44分。
ロープウェイの山上駅に着くやいなや岩壷さんは新品の登山靴を拭いています。「いいものを買うと手入れが大変だよね。。」とみんなに冷やかされています。 無事、バスに乗り河内長野駅前の『なまくら』に到着。
冷たく冷やされた生酒一升・・・。去年のような大吟醸(15,000円)は新酒10本限定発売なので一昨日完売(;_:)。。それでも一本9,000円の生酒を飲みました。前回の大吟醸よりは少し辛口、みんな喉を鳴らしてゴックン。もうそれからは新入りの山田さんや武平さんとワイワイがやがや。今日は一番よく喋ったのは山田さん。。
いつもの井狩さん、榎本さんは影が薄くなるほどでしたよ。
この一升瓶の中身の色、、、なんていい色をしているのでしょう。香りも良し、味も良し、19度という濃厚なアルコール度の割にはフルーティで喉越し良し。私のような下戸でもよく分かります。この3人、村元、河村、武平三人は「酒は静かに飲むべし」と周りの喧騒に毒されずに静かに乾杯するのでした。 いよいよ〆です。岩壷さんは自分の靴を褒めてもらってよっぽど嬉しかったのでしょうか飲む前に「今日の乾杯代の端数は私が持ちます」と口を滑らしてしまいました。
それを聞き逃すみんなではありません。「ほんなら一人当たり3.001円なら1円持つというわけで3,999円なら999円持つというわけやね」と念を押します。口から出てしまった言葉は飲み込めません。もう引っ込みは付きません。「お勘定」と私。持ってきた請求書は3,850円。「ラッキー」「これからも、現役を続けていて高額所得者の岩壷さんに持ってもらおうや」「そんなさもしいことを言うな。わしには少なくて充分ではないがそこそこ貰っている。割り勘にしよう」「黙っとけ<`ヘ´>出したるゆうてんねんから出してもらおう(^-^)」「そやね」
岩壷さん、ごっそぉさーーん。岩壷さん、次回も褒めるわね。。
      左から井狩、山田、野瀬各氏。。最後のお握りと天野酒を絞った後の粕汁はおいしかったよね。。
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