正倉院展と奈良町散策

08年10月30日(木)

5月の「篤姫展と府庁見学とアクアライナー」からぼぼ5ヶ月ぶりの七期・外遊びクラブです。今回は奈良正倉院展を鑑賞することにしました。前日には英国皇太子夫妻が、当日は天皇陛下皇后陛下が正倉院展をご覧になりました。
 我々は近鉄奈良駅に10時集合、大仏殿の裏にある「正倉院」を見学に行きましたが当日は門を閉ざしています。しかたなしに松明とお水取りで有名な「二月堂」へ行きました。どこに行っても遠来の高校生の修学旅行や小学生の遠足の子供で一杯でした。昼食は予約していた「三山」というレストランで頂きました。そのあと正倉院展へ向いますが人垣が並んでいて入場まで30分、ということでした。人が一杯です。入場しても前にも人、人、人。でも宝物を約1時間と少しで見学を終え猿沢池に向いました。
 この池の南側は「奈良町」といわれ古い町並みが残っています。
 ここまで来ると疲労はピークになりつかれた足を休ませる「スイーツ」の店を探し始めました。でも19名も入れるお店がありませんので分散して散策をし始めました。
 池川さんは一人で向学心と仏像の鑑賞の趣味を満たすため興福寺の宝物展覧会へで行きました。
 奈良町資料館、庚申堂、世界歴史遺産の元興寺などを巡り喫茶店に腰をおろして疲れを癒しました。
 女性陣の内、6名の方たちから4時半ごろ「お先に失礼します」との電話があり、我々残り12名は駅前商店街の居酒屋「天まであがれ」で乾杯を始めました。。(^-^)
近鉄・奈良駅東改札を出たところに集合。。。10時。 外人さんや遠足の子供達、それに観光客が一杯。大仏殿を背景に記念写真。撮影・・村元
大仏殿に入らずにその裏にある校倉作りの「正倉院」を見に行こう、、と言うことで訪れましたが残念ながら諸般の事情で閉門。後でわかったことですが新聞報道によりますと天皇陛下と皇后陛下が当日立ち寄られたとの事。 仕方なしに二月堂に回りました。背景は二月堂です。土むき出しの土塀が続く絵描きには格好のスポットです。
11時30分に予約していた「レストラン三山」に到着。
1890円の「栗御膳」を頂きました。ここで大笑いのハプニング。。ビールを飲んでいる池川さんのお皿には海老が欠けていたのです。抗議すると「すみません」といって持ってきたのはいいのですが、どう見てもひとまわり小さな海老です。池川さんは大むくれ。。「お詫びにもう一匹持ってくるのが当たり前じゃないか」とか「カロリーを押さえるためにしたことではないのか」とかみんな好きなことばかり言って大騒ぎ。盛り上がりました。
そこで榎本さんの一句。
 「注目に小皿のエビも身が縮む  耕策」
食事していると「三山」の前の道は騒がしい。昨日は英国・チャールス皇太子とカミラ夫人が、今日は天皇陛下と皇后陛下が前の道をお通りになるとか。警備の警官や私服刑事がうろうろして物々しい。
 食事を終えて信号を渡ると中野(下谷)さんご夫妻とばったり。こちらの19人とお二人が道一杯になってお喋りするものだから渋滞が起きそう。(^-^)
やはり正倉院展に行ってきたらしい。「えらい並ばなあかんで」「えーっ、待ち時間何分?」などと戦前戦後並ぶのに慣れているはずのみんなはげっそり。。。
もう大変、こんなに人間がいるものか・・・と思うくらいの人なみでした。。30分待ってようやく入場。
宝物の前も七重八重の人垣。そこで榎本さんの一句。
 「人人人隙間を覗く正倉展  耕策」
 「カットグラスに天平センスてんこ盛り  耕策」
 「あこがれの美人にします八角鏡  耕策」

出口近くで19人揃ったところで奈良町に出発です。
この時点で足は棒状態。。。
公園の中を通って猿沢池に来ました。遠足に来ると興福寺五重塔を背景にして階段で記念写真を撮った覚えがおありでしょう・・。
ここは猿沢池を背景に撮りました。
奈良町散策のあと4時半ごろここへ集合、、、との約束で解散。。でも疲れ切ったみんなの目は喫茶店やスイーツの店を探しています。でも19人全部入れるお店はありませんので・・・少人数ごとに入りました。
奈良町は昔の風情が残っている町並みが続きます。
庚申堂、奈良町資料館、世界遺産・元興寺探せばいろんな昔の風物に出会います。でもみんなは座りたい、甘いもの食べたい、疲れた・・・でしたのであまり味わうどころではありませんでした。。
でも街を歩けば観光客相手の「人力車」がたくさんいます。狭い道を軽々と人力車のお兄さんが通ります。
世界遺産・元興寺です。詳しくはネットで。。。 一人で興福寺まで興福寺展を見学に行った池川さんを除き男性陣8人はようやく喫茶店を見つけました。出された冷たいお水と温かいおしぼりとでホッコリとしています。小一時間ほど駄弁っていてチャールス皇太子とカミラ夫人とダイアナ妃についてのそれこそ無駄話をしていました。先に葛餅、くずきりのお店に入った女性陣4人がきっとここの道を帰るはずだからと、見張っているとやってきました、やはり。大場さん、斉藤さん、福森さん、村田さん。。「ここやここや」と窓を叩くとニッコリ入ってきてまた話が続きます。(^-^)
日も西に傾いています。もうみんな満足です。
森本さんからのメールでこの日は20000歩も歩いたそうです。疲れるはずですね。
約束の時間に約束の場所へみんな集まってきました。木下さん、加龍さんは一足早くお帰りされ、福森さんは西大寺の娘さん宅へ。森井さん、井関さん、来田さん、寺西さんらも私の携帯に連絡があり『お先に失礼します』と。
そこで一句、は榎本さん。。。
 「目も口もしっかり肥えた古都の秋  耕策」
4時半ごろ近鉄奈良駅近くの居酒屋「天まであがれ」は16時から営業していて6時までなら割引サービス。。岩壷さん目がきらりと光りました。 6人ずつ2つの席に陣取りまたまた無駄話を始めます。今日のハプニング賞は池川さん、カルチャー賞も池川さん。。なぜか、、、それは池川さんが正倉院展のあとまた一人で興福寺五重塔の国宝と南円堂に行き有難き仏様にお会いしそして歴史も勉強されてきたからです。勿論慈悲深き御仏の御前で前非を悔いお許しを得てきたのは言うまでもありません。
とにかく今日の皆さんは俗人ですが、前日より少しはマシな人間に見えていたということを七期会の皆さんに報告しておきます。(^-^)
 とにかく楽しい雰囲気は、ムービーや大画面の載った「外遊び・詳細編」もご覧下さい。 

 「打ち上げに急階段も足軽し  耕策」
もうみんなは疲れた足のことなどすっかり忘れています。。
後列左から・・井狩、佐野、大場、寺西、加龍、楠野、池川、河村、児玉、井関、村田
前列・・・・・・岩壷、福森、齋藤、榎本、来田、森本、森井  (撮影者・・村元)
    
       池川さんよりの感想とお礼を頂戴しました。ご披露させていただきます。


 快晴のあおによしの道野辺、又偶然にも正倉院展には陛下のご来館の日、面白くも楽しい同窓生へのご案内。また、早速の仲間達への発信、何時もながらの名幹事に敬意を表しお礼を申し上げます。
 唯一つ悔やまれるのは、折角近くま来ていたのですから、「興福寺国宝特別公開2008」は是非皆さんに見せてあげたかったと痛切に感じました。
 独りで拝観した、五重塔初層、南円堂,東金堂、それに国宝展示館などは実に素晴らしく、稀に見る国宝級の仏像の多数の展示があり、大いに秋の日の奈良を、 そして日本の歴史の中の文化を大いに満喫する事ができました。
 そして遠く 飛鳥天平時代昔からから鎌倉時代に掛けての歴史の間を、こころゆくまで漂い、夢を馳せ楽しめた充実した時間があった事を申し添え、再度感謝とお礼と致します。
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正倉院展