用語 | 意 味 |
及び・並びに | 似たものを接続することば。@単純な接続は「及び」を使う。A「及び」より「並びに」のほうが大きい接続になる。 【例】@A、B、C及びD AA及びB並びにC |
又は若しくは | 似たものを選択することば。@単純な選択は「又は」を使う。A「若しくは」より「又は」のほうが大きい選択になる。 【例】@A又はB AA若しくはB又はC |
以上・超える | 以上はその数字を含む増加数、超えるはその数字を含まない増加数。 【例】100以上は100より多い数。100を超えるは101より多い数。 |
以下・未満 | 以下はその数字を含む減少数。未満はその数字を含まない減少数。 【例】100以下は100より少ない数。100未満は99より少ない数。 |
以内・内 | 期間・広さその他を限定するとき、その日時等を含むときに「以内」や「内」を使う。その日時等を含まないときは「未満」や「満たない」を使う。 |
以前・前 | 日時の計算で前を示すとき、その日を含める場合に「以前」、含めない場合に「前」を使う。 |
以後・以降・後 | 日時の計算で後を示すとき、その日を含める場合に「以後」や「以降」、含めない場合に「後」を使う。 |
その他・その他の | 「その他」はその前にあげられたものに限定する場合、「その他の」は前にあるものを例示とするする場合に使われる。 |
者・物・もの | @権利義務や行為の主体としての人格に「者」を使い、人格のない主体は「もの」を使う。 A有体物に「物」を使い、それ以外の場合は「もの」を使う。 |
場合・とき・時 | @仮定的な条件や引用するときに「場合」や「とき」を使う。 A時期や時間を限定する場合には「時」を使う。 |
期日・期限・期間 | @一定の法律行為が行われる日または法律効果が生じる日は「期日」を使う。 A将来に向かったある一定の日時を「期限」という。 B一定の時間的な幅を「期間」という。 |
係る・関する | いずれも関係や関連があることを示すが、直接的な関係があるときに「係る」を使い、包括的に関係するときは「関する」を使う。 |
課する・科する | @「課する」は公権力が国民等に金銭や役務を賦課・徴収すること。 A「科する」は違法行為の制裁として罰を加えること。 |
推定・みなす | @「推定」は反論の余地を残した法が下す判断。 A「みなす」は、反論を許さず、絶対的なものとする法の判断。 |
妨げない | 消極的な意味でその適用ができることを示す使い方。 |
この限りではない | ただし書の最後に置かれ、ある規定の全部または一部の適用を除外すること。 |
してはならない | 不作為の義務を与えるもので、違反する行為は処罰されることになる。 |
することができない | 法律上の能力や権利がないことを表す用語。 |
適用 | ある特定の法令の規定をそのまま当てはめること。 |
準用 | ある事項に関する規定を、必要な修正を加えて当てはめること。 |
例による | ある制度や法令の規定をさらに広く、他の同種の事項に当てはめること。 |