伊那路と木曽路をまわる
2010年6月27日


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 中央道と東名高速を走って、妻が伊那路と木曽路の区別がつかないのに気づいた。
 どちらも親族旅行で一度出向いたが、それほど印象がない場所のようだ。
 それなら違いをわからせてやろうと、雨の中を飯田まで走ったけれど天気は相変わらず不安定だ。

 天竜峡は雨で増水して濁り、日帰り温泉も見当たらない。駐車場の横にあった無人の足湯でガマンさせた。
 「飯田はお菓子の多い町だって」といつものとおり通り過ぎてから妻が言い出す。
 ガイドブックは出向く前に眺めるものだが、妻は亭主が読むものだと決め込んでいる。

 木曽路へは初めて権兵衛トンネルを使った。カーナビがあるからなんとかなるだろう。
 「近くに木曽御岳(きそおんたけ)があるそうよ」と道の駅に立ち寄れば言い出す。
 ようやく雨があがったけれど、梅雨が明けていないのに山に向かうこともないだろう。

 寝覚めの床へくだれば、妻はいつものとおり矢継ぎ早の質問を繰り返す。
 「ここへは前に来た」と言っても記憶にないようだ。 
 「ガイドブックぐらい読んでおけ」と言えば、いつものとおりふくれっ面だ。

 せっかく妻籠宿に出向けば、駐車場をじきに閉めると言い出されるのもついていない。
 買い物をするんじゃなくて古い町並みを眺めるのに時刻制限もあるまい。

 しかたないから、元の道を引き返せば木曽川から水煙が吹き上がる。
 「川にも霧がかかるのね」と妻がのんびりつぶやく。
 視界不良の道を走るストレスを増やすこともあるまい。
 
 【データ】
  6/26 16:00横浜発、雨の中を三鷹・府中経由で飯田市へ、22:40着(泊)、240km
  6/27 9:45飯田発、10:15ー10:45天竜峡の足湯、一般道、13:20−13:50駒ヶ根で昼食、駒ヶ根ICー伊那IC、権兵衛トンネル、15:00−15:30道の駅「木曽町」、寝覚めの床、16:50−17:20妻籠宿、17:40−18:45「フォレストの湯」入浴、権兵衛トンネル、伊北ICー辰野PAー20:40諏訪湖SAで給油、21:00諏訪IC(泊)  267km
  6/28 8:45諏訪発、9:30入笠山湿原、9:40マナスル小屋前、10:10−10:50入笠林道(高遠千代田線)9.7km、11:00−11:30杖付峠、12:30−13:45「むかわの湯」入浴、「やぶの湯温泉」は休館、17:30−18:45秋山温泉入浴、22:30帰宅・285km、全走行795km
 

天竜峡  
木曽・寝覚めの床
木曽川の水煙
  おまけ・入笠山とそのほか
入笠湿原 人影のない小屋 林道の案内はわからない
入笠山の林道 走っちゃいけない道だよ ようやく広い道に出た
杖付峠 むかわの湯  入れなかった温泉 

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