陣馬山往復と風呂めぐり
2007年08月25日


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 ハ王子市と相模原市藤野町の間にある陣馬山(867m)は富士山や丹沢を眺める好ポイン卜である。360度の展望にひかれて多くの登山者が集まる。高尾山から小仏峠・景信山・常所山・明王峠を経て歩けば最低4時間を要するが、そういう苦役をしなくても和田峠から片道30分で登れる。いつもは八王子市恩方(おんかた)を経て和田峠に至る陣馬街道を今日は初めて藤野町から走った。明るいうちに温泉を確めて陣馬山往復をするためである。

 藤野からの道路はー部が狭いものの舗装がいきとどき不安がない。また、和田峠の駐車場は藤野側にある。といっても午後4時半を過ぎると登山者の姿もわずかで、うっそうと茂る杉林の中を妻と二人で歩くのも心細い。ようやく山頂に着いても三つある山小屋は店を閉めて静まりかえっていた。山がいくえにも重なり水墨画に似ている。東山魁夷画伯の絵を思い出す始末である。今日は霞んで富士山や丹沢は見えないのが残念だった。不満を並べる妻をなだめ、下りに使う階段が見当らないので登ってきた林の中を歩いた。6時前というのに駐車場前の売店も閉っていて寂びしい。


 藤野駅へ戻る途中で今日の目的である陣馬温泉をめざした。狭くて暗い山道を走ると無口な妻がいつものとおり黙り込む。今回は予めイン夕ーネットで場所や施設を検索して出向いたがいつも出向くクアハウスや温泉スパとちがって旅館の風呂である。その旅館にしても山小屋とたいしてちがわないから妻は呆れている。三つある温泉のうち手前にある陣谷温泉に入ったが男女いずれも風呂はひとつで、先客もいない。それでも桧作りの大きな浴槽につかり川を見下ろしてゆったり重漕泉に入浴するのも爽快である。暗い夜道を走るのを嫌ってこの先にある二つの温泉は次回にすることにした。




 国道20号へ出て次の交差点を右折し、先週出向いた藤野やまなみ温泉へ向かう。先日はあきらめた五感の里にある「薬師の場」とふじの温泉病院にある「東尾垂の湯」を探すことにした。7時を過ぎたが場所を確めようというだけである。途中で都留方向に右折するとじきに五感の里があるのに気が抜けた。先日持参したガイドブックには8時までと記載されていた終了時刻が9時と確めてさっそく入浴した。こちらはナ卜リュウム泉である。内風呂と露天風呂もあって広々としている。おまけに魚定食は互いの好物のアユの塩焼である。





 今月は藤野町を4度も通過している。中央道の渋滞を避けるために使ったが今まで立ち寄らなかった場所を訪れるのも楽しい。奥多摩から上野原へ抜ける道に温泉もあるし、隣接する秋山村にも日帰り温泉がある。そして隣りの相模湖町には美女谷温泉がある。山歩きも温泉めぐりもできるからまた出向きたい場所である


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