駄菓子屋横丁へ再挑戦 
2006年04月02日


トップページに戻る  目次ページに戻る 地区別索引  旅行データ  風呂めぐり

前頁へ  次頁へ


 法事で大宮に出向き、さいたま新都心をパスして川越に寄り道した。おととしの秋に時間切れで諦めた菓子屋横町に再挑戦である。

●埼玉の寒さにおびえる

 昨日から加須(かぞ)に出向いた。上を見上げると屋根の上のアンテナが横になっている。横浜と違って夜は冷たい風が吹きさらすから、家族はふとんを4〜5枚重ねてもぐり込む始末だ。

●大宮は桜が満開

 東大宮にある寺で行われた義兄の27回忌も終わり、さいたま新都心に立ち寄ろうと産業道路から新大宮バイパス(国道17号)に向かった。病院や工場の広い敷地に桜が満開である。めったに出向かないが大宮は神社が多い町だから桜が映える。名前からして神社の町だ。渋滞に巻き込まれて改めてそんなことに気づくのもウカツである。県道を走るうちに新都心見物をやめて川越に向かうのも浮気な我が家のいつもの行動だ。

●川越は駅が多い街

 国道16号を使って川越に着いた。大宮から11kmだから意外に近い。関越道経由しか思いつかなかったのもウカツだった。ほかに川越街道(国道254号)もあるが信号が多く、クネクネ回るから走る気がしない。それにしても、川越には駅が多いから混乱する。川越駅(JR川越線、西武線)、本川越駅(西武新宿線)、川越市駅(東武東上線)そして西川越駅(JR川越線)まである。古くからの交通の要所だからだろう。

●市内はどこも渋滞

 16号で周りをかすったのは数度あるが、クルマで川越市内を走るのは初めてだ。喜多院から本川越駅に向うと初めて出向いた子どもたちは物珍し気に通りを眺める。みやげを持ち歩く観光客の姿も多い。川越駅に向かうと買物客の渋滞がいっそう増した。

●バスで小江戸見物

 知らない場所はバスに乗り換えるのが我が家の行動である。何度も出向く京都や金沢も初日は巡回バスに乗って当たりをつける。というわけで、川越も「小江戸巡回バス」を使った。西口から1時間程度で15か所もまわれるし、1日500円で乗り放題というのもうれしい。4台の小型バスが動いているからどれに乗るかとわくわくする。慣れない道にイライラし、狭い道にオロオロすることもない。川越の巡回バスは懇切丁寧な運転手の説明があって楽しい。説明も、横浜のようにテープを回すのでなく、運転手の肉声で行うから個性が出ていて何度聞いてもあきない。

●蔵の街から菓子屋横町を歩く

 前回は17時間際の巡回バスに乗ったので「蔵の街」に着いたときは店終いで、みやげさえ満足に買う間もなかった。菓子屋横町は真っ暗でスゴスゴ引き返した。それが悔しくて今日は的を絞って歩いた。菓子といっても駄菓子である。200円程度の菓子包みだから手ごろな価格だ。ハッカ飴、せんべい、芋ふかしなどの駄菓子に加え各種の玩具も店先に並べてある。見るだけで嬉しくなってカメラ付き携帯電話で撮りまくると「みっともないからやめてよ」と子どもたちが非難する。

●また出向きたい場所

 蔵の街に戻り買物をしてから「時の鐘」に戻った。テレビの舞台にもなったという江戸時代からの時計台である。古い町並みと調和して違和感がない。レトロ型の巡回バスが横を通るといっそう味わいを増すのも川越らしさだろう。
巡回バスに乗り込んで川越駅に向かう途中に「川越市駅」を見た。川越や本川越より小さいが趣がある駅だ。「これでようやく一周したわ」と妻がつぶやくのもおかしい。「リベンジできてよかったね」と娘が相槌を打つ。
ケバケバしかったり、あまりに人工的で一度出向いてうんざりする観光地も増えた。でも、川越はそういう嫌味は感じない。見て歩くだけでもあきないだけでなく、ガイドにしても押し付けでない親切心があふれている。また出向いてみたい場所である。

      
       
                     

     


                                       文頭に戻る