沼津の花火
2005年07月30日
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●沼津に花火を見に行く
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沼津に花火を見に行く
毎週どこかで花火大会がある時期だ。観光客めあての年中行事と化しているから同じ日に各地で花火が打ち上げられる。今週は熱海や伊東に加え東京でも花火大会がある。
沼津の花火はそれほど有名ではない。橋の多い狩野川(かのがわ)の河口で昔から7月末に行なわれている。灯籠(とうろう)流しは河川や海岸の汚染が絡んでいつの間にか消えてしまったが、花火だけは続いている。お祭り好きな土地を反映し、10年以上前から花火大会は8月にも千本浜海岸で行なわれる。
近年は、民家や商家が高階化してから川の近くの通りでさえ打ち上げ花火しか見えなくなった。橋の下を利用した「ナイアガラの滝」と称する仕掛け花火は有料の桟敷(さじき)席や永代橋の上でなければ見えない。また、実家の2階から眺めることができた花火は、まわりの家が高階化して見にくくなった。
家族全員で沼津に出向くのも正月以来である。大学生が2人もいれば互いの都合があって誰かが欠けてもしかたない。でも、正月と花火だけは我が家の年中行事である。仕事に追われていても子どもがインターネットで日程を調べている。
花火見物のことばかり気にしていたが、花火は夏祭りの一環である。昼は御輿や屋台が通りを練り歩き、ブラスバンドやオートバイのパレードも加わる。そして、夜は浴衣姿の娘たちが歩きまわって華やぎを増す。
ちなみに、我が家は墓参りを忘れても花火見物だけは欠かさない。父母や弟妹と顔を合わせ、互いの近況を確かめる機会である。横浜でも花火大会は多いが見るだけで終る。そこが、沼津の花火との違いである。
花火の写真を撮るつもりで出かけたが、いつものとおりタイミングが合わない写真ばかりである。デジカメのせいにしたくもないがまったく口惜しい。御輿をかつぐ人の写真が撮れただけで良としよう。