吉祥寺へ出向く 
2005年04月17日


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 ●吉祥寺に出向く

         弁財天があったんだ                ひとりじゃない       

             吉祥寺に出向く

 一ケ月前に渋滞であきらめた吉祥寺にクルマで出向いた。 夫婦だけで出向くから、いつになく妻は饒舌である。我が家の周りの桜はほとんど散ったが、丸みを帯びてピンクの色濃い桜が咲いている。「ボタン桜って言うそうよ」と花に興味を示さない妻が言い出すのに驚いた。

 吉祥寺は結婚前に何度か二人で出向いた。今は撤退した百貨店で結婚式場を選び、井の頭公園を散策したものである。妻には学校帰りの寄り道、私には古本屋巡りの場所であった。

 吉祥寺は相変わらず学生や若者が多い。デートスポットにもなっている。昔からのロンロン商店街の店の入れ代わりも激しい。古書店は新しくできた古本チェーン店に客が移って閑散としている。周りにある百貨店より路地裏の小店にたむろする客が多い。人混みをかき分けて歩くもの疲れる。

 井の頭公園は桜の花も残っていて、ボート乗り場は待つ人の列も長い。3時前から夜桜見物の席を確保する若者がシートの真中で寝入っている。ギターを持ち寄って演奏するのも昔と変わらない。こんなに人が集まるのに池の水が相変わらず濁っているのが興冷めである。

 弁財天でオミクジをひき、茶店で田舎汁粉を食べ、公園を一周するだけで疲れた。2つあるやきとり屋は昼から満員であきらめた。出向くわりに歩いたことがない場所もあって吉祥寺は飽きない場所である。                                文頭に戻る