たかがクルマのことだけど

こんなにループ橋があるんだ


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 バイクの雑誌を開いていたらループ橋が特集されている。ループ橋は標高差がある場所で一気に上り下りするために考え出されたものだろう。写真で眺めると美しいが、きついカーブもあって運転には気をつかう。雑誌には天城七滝ループ橋(静岡県)、人吉ループ橋(熊本県)、あたごループ橋(岡山県)、奥出雲おろちループ橋(島根県)、久比ループ橋(愛媛県)などが掲載されている。

 山あいのカーブ道を減らすためだと思い込んでいたら、湾をまたぐ吊り橋の取り付け部分にもループ橋が多い。そういえばベイブリッジ(横浜)やレインボウブリッジ(東京)もそうだ。「おろち」なんて恐ろしい名前がつけられた奥出雲おろちループ橋はトグロを巻くヤマタノオロチをイメージしたようだ。日本最大級のループ橋で11の橋と3つのトンネルそれに3カ所の展望台もあるという。高低差105m、長さ2360mというのも半端ではない。

 壮大な名前は浅里(あさり)スカイループ。北海道の小樽と定山渓を結ぶ道道にあって空の散歩道をイメージさせる。岩手県の国道343号・今泉街道にある笹ノ田峠(陸前高田市)の東区間6kmには21も橋があってループ橋は3つある。こんな場所ではウカウカしてられないだろう。

 どうしても読めなかったのは甲斐と秩父を結ぶ国道140号にある雷電甘六木橋。「らいでんとどろきはし」と読む。この橋はライトアップされた夜景にひかれてすでに3回走った。今年は3月と7月に出向いた。でも、走るのに夢中で写真を撮るどころではなかった。

 ともあれ、敷地の制約や工費の削減など窮余の策で作ったループ橋が観光スポットになっているのも面白い。山道はともかく、渋滞に巻き込まれて海の上で待つのは苦手である。反対車線をクルマが走るたびにユラユラすると命が縮む思いをする。高所恐怖症だから下をのぞき込むのもウンザリだ。ゆっくり景色を眺めるのは通り過ぎてからにしている。

ちなみに、雑誌名は『ツーリングGO! GO! 』2005年11月号三栄書房です。コンビニで350円でした。バイクは乗れませんが観光穴場を探すためにときどき買います。

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