たかがクルマのことだけど

カーナビが欲しいけれど


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 ETCをつけたときは「クレジットだから遣い過ぎる」と妻が反対した。最初のころは使うたびに記録をしていたが今ではそれさえしない。料金所をスーッと通り抜ける快感と助手席で居眠りができるからだろう。

 そのくせ、カーナビの設置には頑強に抵抗する。「地図を見るのがアンタの趣味でしょ。パソコンを買わなければ何台買えたかしら」とそっけない。地図を見て、ドライバーに指図をするのがおっくうのようだ。

 地図は現在地を確かめながら使うものである。カーナビを設置しても確かめる者がいなければ役立たない。でも、携帯電話と同じようにドライバーが常時眺めるものではない。そんなことをしていたら事故のもとだ。

 地図を見るためにクルマをとめるなら今と変わりがない。また、エンジンをとめたら電源が切れて見えないだろう。バッテリーの消耗も増すはずだ。それでこのごろはカーナビ設置を諦めている。

 助手席に座り、地図を活用して最大限の走行をしたい。ナビゲーターをしてきたから運転よりも私に向いている。でも、家族は免許をとる気がない。設置しても宝の持ち腐れになりそうである。

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