たかがクルマのことだけど

ガイドブックとインターネットの利用


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 旅の計画を立てる方法をクドクド並べても無駄である。何をするかは各人の目的や視点で異なる。インターネットや時刻表ソフトをつかえば簡単に行動計画が組める時代になった。経験にもとづく利用法を参考にしていただきたい。

●出向く前に眺める

 どこに出向き、何を見て、宿を決めるためにガイドブックを眺める。雑誌の特集や地域別の案内書を数冊買い込んで付箋をベタベタ貼る。こんなことを30年以上繰り返してきた。

 旅の楽しみは出向く前の準備から始まる。これは第1章で触れたから繰り返さない。完ぺきをめざさず、目安と割り切って計画を組めばいい。

 間口を広げず、ポイントを絞ってゆとりある行動をする。そのためにガイドブックを使う。余った時間をつぶす場所や施設を確かめる手段でもある。多くを望まないのが秘訣かもしれない。

●インターネットの利用

 数年前からはこれにインターネットが加わった。地域の観光協会のホームページでみどころを知り、個々の宿のホームページで泊まるための情報を得る。

 宿の位置とか室内の写真だけでなく、空室や料金を確かめるには便利である。インターネットで宿の予約もできるが、電話で応対態度を確かめて行なうようにしている。

 いずれにしても掲載されていることだけしか分からない。見栄えがよくて評判も上々の宿というのは広告だと思って読んだり眺めるものだろう。

●行動の途中で確かめる

 計画を状況に合わせて修正する。これが旅につきものである。パック旅行と旅は異なる。決めたからそのとおり実行したことも多いがそれも味気ない。

 興味をひくものを旅先で見つけるのも旅の楽しみだ。自分の感性を信じて行動するのも楽しい。アドリブ(脱線)が楽しいのはジャズだけではない。

 計画段階では見落していたものをガイドブックで確かめる。思い込みを見直すために行動中にガイドブックを見直す。これを忘れてはならないだろう。

●結果を振り返る

 計画のために使うのがガイドブックだが、行ってきた場所を確かめるのにも役立つ。何度出向いても見落す場所もある。それが何度も同じ場所に出向く理由だ。

 実行したことを忘れないうちに整理する。これも楽しい作業である。できなかったことを悔やむのでなく、実行できたことを確かめるのも無視できない。

 ガイドブックは地図に似ている。出向く前に眺め、進行の都度照らし合わせ、行動の軌跡を振り返る。計画・実行・見直しの繰り返しだ。3回も使えば高いと思わない。

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