たかがクルマのことだけど
走行距離はどれくらいにするか
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若い頃は体力テストを兼ねてひとりで1日中クルマを走らせたことが何度かある。ル・マン耐久レースをまねてトイレ以外は食事さえ走行中に行なった。900kmが限界で何を見たかも覚えていない。疲れきって翌日は何もできなかった。
目的地に向かうだけなら高速使用で600kmまでは今も耐えられる。でも、見物がからめば400kmが限界だろう。歩きまわれば休憩のロスタイムが加わるし、同行者の体調にも差がある。1度休憩すれば20〜30分のロスタイムがでる。高速なら70km/時、一般道で40km/時が経験走行値である。実際のメーターは100km/時、60km/時でも減速や停止もあるからこんなところである。それを知らずに計画を組めば無茶に追いたてられる苦行となる。
旅行計画は、
●何を行なうかを決め、
■目的地で何時間行動するか
■休憩を何回とるか
を差し引けば走行時間が決まる。それにさきの平均時速をかければ走行距離がでる。
何日も旅を続ける場合には、疲労の蓄積が無視できないから、それに70〜80%をかけた程度にとどめたい。人間は疲れをしらない機械じゃない。行きと帰りの距離が長いときは1日200kmにとどめたほうが安全である。
同乗者がいるときはトイレタイムや気分転換のために1時間〜1時間半に1回は休憩をとろう。運転のストレスだけでなく、座り続ける苦痛も忘れないことである。妹に指摘されるまで気づかず、3〜4時間走り詰めの時期が私にはあった。幼児が我慢できる時間はもっと短いことも付け加えたい。
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