たかがクルマのことだけど

無造作に山道を走ってほしくない


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 景色に気をとられて気分が舞い、誰も見ていないとう勝手な思い込みでクルマを動かせば事故が起きて不思議でない。残念であるが最近の山道は人もクルマもそれが無視されている。無造作にクルマを走らせてほしくない。山道が舗装されるのは生活に欠かせないからであって観光客のために行うのではない。

 山歩きをしたことがあるひとならご存知のとおり登り優先の約束がある。そういうことを無視する登山者も多くなったのが淋しい。また、出会ったひととあいさつを交わすのも廃れている。仲間どうしの楽しみのために山があるのではない。無知と甘えがはびこれば、落石を知らせぬ無責任と我を押しつけあう無法がはびこるだけである。

 見通しがきかない。道幅が狭い。路肩も弱い。落石の危険がある。カーブが続きドライバーのストレスが増す。同乗者には不快や不安を感じさせる。運転技術にしても傾斜に応じたギアやレンジの選択、下り坂でのスピードコントロール、カーブの曲がり方などキリがない

 それを知らずに山道へ入り込むドライバーが増えた。道路が舗装されて簡単に入れるようになったからだろう。中にはサーキットと勘違いしたオートバイも紛れ込んでいる。はっきりいって迷惑である。自分が危険を撒き散らしている自覚が欠ける。

 退避場所で待って安全にすれ違う、クラクションやライトを使って互いの存在を確かめ合う、カーブではみ出さないという3つはいつでも守ってほしい。合図と譲り合いができないひとは山道に入るべきでない。事故や故障で助けを求めても簡単に救援車がこれない場所だということを忘れてほしくない

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