たかがクルマのことだけど

落下物に慌てた

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 風が強い日に運転するのは緊張する。横風にハンドルをとられたり、道路上に大きな落下物があって冷やっとさせられる。先日は家族を乗せて湾岸道路を走行中に2mくらいのパイプ管がころがっていて大慌てした。3車線あって、まわりにクルマがいなかったからハンドルで回避した。多数のクルマが走っていたら、わたしがよけても後続車は回避できたかと気になった。

 でも、路肩に停車して交通管制センターに連絡する気は起こらなかった。急いでいたこともあるが面倒に巻き込まれたくなかった。走行中の携帯電話の使用は禁じられているからでもない。走っているときにクルマを止めるのはおっくうである。

 それにしても道路にはけっこう落下物がある。タイヤやバンバーがころがっていると何でそこにあるか理解できない。事故処理が雑だというわけでもなさそうだ。落したことさえ気づかぬクルマが多いというだけではなさそうだ。片付けるロードパトロール車も大変である。気づいたらクルマを止めてどければいいというのは机上の空論である。高速道路は後退できないし、道路上に出るのは自殺行為だ。車間を詰めて走行している都市部では急ブレーキは追突されるもとだ。

 落したものが悪いのは当然だが、事故に巻き込まれない配慮も欠かせない。そのためには車間距離をとって走るのと横風を受けやすい場所はあらかじめ速度を落すしかない。でも、走っているときにはこれがけっこう難しい。これから強風が吹く季節である。海沿いを走る湾岸道路は下から吹き上げる風や落下物に気をつけて走るしかないだろう。

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