38 苦手なギターコードあれこれ

ギターに挑戦


 楽譜を覚えるのが面倒だから和音で済ませられるギターを選びました。
 でも、ギターコードには弾きやすいものと養成ギブスが必要なものがあります。
 弾きやすいのはC、G7、Am、Em、E7ですがいつまでたっても歯がたたないコードを並べます。

 苦手なコードの第一はセーハーが絡む「F」です。
 人差指を寝かせて6つの弦を押えるのは挫折の元だといわれます。
 わたしには30年前にギターに挑戦して敗退した憎らしいコードです。教則本は これを乗り越えるためにあれこれアドバイスを並べ、変形の押さえ方を数多く紹介しています。
 無理に力を入れないで押えるのがコツのようですが慣れで解決するしかない。

 その他にわたしが苦手なのは1弦や2弦を小指で押えるコードです。
 小指は立てるのも難しいし、握力の訓練もしにくい指です。
 具体的にいえば、G・D・D mです。
 1弦を人差指で押えるG7や中指で押えるD7は弾けても小指が絡むGは挫折します。
 2弦を小指で押えるDやDmもつらい。
 同じ小指でも3弦から5弦にあると押えられることを考慮すると力がかけにくく押えにくい位置だからでしょう。

 もうひとつは、同じ位置に三つの指を立てるコードです。
 具体的にいえばAやBです。太さの異なる指を接近させるのはけっこう難しい。
 一つ位置がずれたAm、A7、Em、E7が簡単に弾けるのと対照的です。
 人間の指というものは広げて押したり握ったりするようにできているからでしょう。

 どうでも良いことですが、ギターを始めて手や指の動作や仕組みに気づく次第です。進化論にかかわって霊長類と他の生き物の違いだけでなく、サルやチンパンジーの動作も知ってきました。でも、指先の動かしやすさというのは算盤やギターを使って身につまされます。それもまたひとつの発見でおもしろいものです。(2007/02/10)




        【自慢を避けると説教になる

 他人に自慢を並べられると素直に耳を貸せない。偏屈な性格だから皮肉を口にして互いに気まずくさせる。ほめればよかったと悔やむことも多い。せっかく相手が話す気になったのに水をさすこともなかった。

 好きなことや関心があることはけっこう話題がつきない。それも自慢のひとつだろう。どこで止めるかの判断が難しい。相手があいづちを打つのに水をさすのも気がひける。

 自慢にならないように気くばりしているうちに説教になっているときがある。夢中になって取り組んだものほど失敗も多いから愉しいことばかり並べられない。でも、そんなことは聞く相手にはつまらない話題だろう。

 通り過ぎた寄り道を話したり書くとき、やたらとマイナスの面を並べている。天下国家を憂いることはないが、キレイゴトを並べたくない。せっかく興味や関心を示す人に冷や水を浴びせるのも気恥ずかしい。(2005/07/27)