37 ダイアトニックコードを無視できない

ギターに挑戦

 苦手なギターコードを避け、自分の手になじむコードに変えるためにカポタスト(カポ)を使ったものの微妙な音ズレがつきまといます。自作した移調器は12音の度数を機械的に変え、和音の組み合わせを無視すると気づきました。そこでコード(和音)のしくみを確かめたら「ダイアトニックコード」というものが出てきました。

 ダイアトニックコードというのはドレミファの根音(ルート=こんおん)に3度ずつ積み上げた和音です。
 ハ長調の三和音ではC、Dm、Em、F、G、Am、Bmになります。四和音なら、Cmaj7、Dm7、Em7、Fmaj7、G7、Am7、Bm7で、
いわゆるセブンスコードですがG7以外は当面関係ありません。
 ここで注目したいのはマイナー(m)があることです。だから単純な移調をするとズレを感じるのでしょう。

 ダイアトニックコードにマイナーが入るのは音階が全音と半音の組み合わせだからでしょう。

 長調は全全半全全全半ですから、
 ミファ(EF)とシド(BC)が半音のために根音がDm、Em、Am、Bmとなるようです
 (やや強引な気もしますが♯や♭を持ち出せないので我慢してください)。

 ちなみに、短調は「自然的短音階」が全半全全半全全、
 「和声的短音階」が全半全全半全プラス半半、
 「旋律的短音階」が全半全全全全半
となります。

 こんなことを知っても演奏の上達には結びつきません。
 避けるより弾き慣れてしまったほうが簡単でしょう。
 でも、知っておいても無駄ではありません。
 どうせヒマつぶしで始めたギターですから寄り道を楽しんでいきたいと開き直って調べています。(2007/02/10)