26 音楽本はやけに敷居が高いんだな

ギターに挑戦


 興味があるものはまとめて集める悪癖で、先月から本屋めぐりをしてきた。新本、古本を問わず10店舗以上まわったがクラッシッ関係は置いていていても実用的なものが見当たらない。そのクラッシックにしても音楽史や名曲解説のほかは思い入ればかりである。値段だけでなく言いぐさもお高いのに今さらながら呆れた。美術に似てやけに敷居が高い。

 大きな本屋に入るとギターやウクレレなどの楽器演奏は実用コーナー、音譜の読み方は芸術コーナー、流行っている歌は雑誌コーナーと分散しているのもわずらわしい。一緒にすれば良いものを端と端に置いたり、階が違うこともある。こんな区別は差別と偏見を増長させるだけだろう。

 楽譜の仕組みを知ろうとすれば「楽典」というものを相手にするしかない。音楽の古典なのか、音楽の辞典と思っていたら音譜の見方だった。音楽理論というから噛み砕いた解説を期待したら経験則の羅列で、書いた人だけがわかっているようなものが目立つ。いくら楽天家な親父でもそんな説明じゃさっぱりわからない。

 ギターのコード(和音)の仕組みが知りたくて本棚から取り出したら楽譜の読み方を知らぬ者は出直して来いという高飛車な前書きの本もあった。こんなものなどこちらから縁切りしてやる。わからないから調べるのであってそれはないだろう。わかる者だけ集まればいいというのはずいぶん身勝手な話である。楽器が弾けるとか楽譜が読めるくらいで偉ぶって欲しくない。学者か芸術家か知らないがずいぶん狭隘(きょうあい)な人なのだろう。(2007/01/11)