14 多少の違いは目をつぶる

ギターに挑戦


 自作の移調器を使って歌集をCメジャーのコード(和音)に変えている。弾いてみると音が多少ズレていることに気づく。7やsusあるいは分数コードは似通ったものにとどめているからだ。無理にコードを押えようとすればリズムが乱れるもとだ。

 完璧主義者は挫折しやすいようである。それならチャランポランなわたしは挫折しないと楽天的に考えることにした。けっこうムキになるけど諦めも早いが、食いついたら離れないねちっこさもある。駄目なときはくよくよせず指の体操にとどめておけばよい。ギター演奏で飯を食うわけではない。要は、先延ばしにせずできることを固めて先に進めばいいのではないか。

 どうにか1曲弾いてみると気分が爽快である。それでいいだろう。できないとイライラし、いつまでに完成しなければならないというのは道楽ではない。簡単そうだなやってみるかの精神こそ大事にしたい。相変わらず右手はジャカジャカである。それでも弾けたという自己満足で先に進めるのだから。(2007/01/02)

【追記】

 ギターの和音(コード)には「代用コード」というのがあります。3和音のうち2つの音が合えば利用できる便利さがあります。何でも一致しなければ納得しない人もいますが、マアマアでがまんできるのも人間だからでしょう。自分が思っていることも相手には違っているのも考えてみればおもしろいし、それで済むのも長生きの秘訣ではないでしょうか。情に流されるのは好みませんが、いたずらに波風を立てるのも考えものでしょう。