筆ペンで書く短い手紙

   著者 吉成八重子       定価 (本体1,200円+税)
    A5判  128頁          ISBN978-4-8195-0190-3



   筆ペンで一筆箋を使って、四季折々の挨拶文や礼状の書き方を掲載。
   短くても心が通じる書文字の魅力満載です。




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      はじめに
           現在の世の中は大きく変わって、すべてのことは電話ですますという人も多くなり、また
           手紙にしても、ワープロなどのような機械の文字でよいという人もいます。また一方では、
           簡単に書ける一筆箋とか、文字は乱暴でも、見て楽しい絵手紙のようなものも流行して
           います。
           しかし、血が通っているといいますか、その人が実際に手で書いた美しい書き文字、それ
           こそはほとんどの女性があこがれているものの一つだと思います。
           また、人の手で書く場合にしても、従来からあった、いろいろな筆記用具に対して、近年、
           新しい筆ペンというものが登場し、その後ますます改良が加えられた結果、現在ではすば
           らしい筆記用具になっています。
           私はこれらの中から、毛筆そっくりの字が書ける筆ペンと、短くも心が通じる一筆箋とを使っ
           て、《筆ペンで書く短い手紙》という課題と取り組んで、この度、「さぁ、こんな手紙を勉強して
           みませんか」という内容の本を書きました。どうぞ、この本で楽しい勉強をこころみてください。

             平成13年9月                            吉成八重子