SO WHAT?〜sideN


「なぁ、剛」

「何、中居くん」

「7日で10回のペースってどう思う?」

「何のこと?」

「何のこと、って…察しろよな」

「え〜、なんだろう。…あっ」

「やっと分かったか」

「えっと、まぁ。えっ、7日で10回?!」

「うん」

「無理でしょ」

「だよな、やっぱり」

「まさか、中居くん?」

「そう、そのまさか」

「本当に?木村くん、容赦ないねぇ。。」

「な?そう思うだろ?」

「うん。…辛いね」

「…うん」

「大変なんだね、中居くんも」

「剛〜、お前なら分かってくれると思ったよ」

「まぁ、でも慎吾はそんな無茶しないから」

「だろうな。慎吾優しそうだもんな」

「うん、優しい」

「なんだよ、それ。ノロケるなよな、俺が悩んでるっていうのに…」

「ごめんごめん」

「ふぅ。俺の歳も考えてほしいよなぁ」

「でも、木村くんも同じ歳じゃん」

「まぁ、そうなんだけど。あいつはちょっとおかしいんだよ」

「あはは、かもねぇ」

「かもねぇ、じゃねぇよ、他人事みたいに」

「だって他人事だもん。俺、関係ないでしょ」

「ちょ、剛?どこ行くんだよ」

「どこって、帰る。慎吾と約束してるから」

「あっそ。いいよ、いいよ、いいですよ。俺は今日こそ木村の誘いを断る」

「そう、頑張ってね。木村くんを拒むのは相当大変だと思うけど。第一拒めるんだったらもっと前からやってるでしょ」

「そこなんだよねぇ。結局木村に弱いんだよ俺」

「んじゃ、本当に俺は帰るからね、お先に〜」



「あぁ、マジでどうすればいいんだ、俺!」



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